名古屋線の急行は山田・鳥羽線直通列車も多く、日中は松阪まで毎時3本運行されるため利便性が高いですが現在は南が丘と桃園にも停車するようになったため江戸橋〜伊勢中川間が各駅停車になり、津〜松阪間では距離が短く途中駅に停車しないJR東海の快速みえの方が有利に見えます。また急行は多くの列車が名古屋線内で特急に抜かれるため速達列車でありながら格差が大きく、速さと快適さの両方を取るなら特急の一択になってしまいます。


(2022.6.4 松ヶ崎〜松阪間にて撮影)

 最後の一区間を走る5211系VX13ほか6両編成の松阪行き急行です。この付近では方向幕を回転させながら走行することも多く、「急行 松阪」表示が撮影出来るかどうかは運次第ですが様々な表示が狙えるのも趣味的に面白いところであり、5200系列では有り得ない表示が出ることもあるので楽しみも多いです。


(2022.6.4 松ヶ崎〜松阪間にて撮影)

 撮影した松阪行き急行は近鉄名古屋11:01発の1137レで、名古屋方の2両は1233系VC48でしたが同系も現在更新工事が進められており、未更新車は早めに撮影しておいた方が良いです。更新車は塗装こそ変わらないものの種別・行先表示がフルカラーLED化され、前照灯も種別灯・尾灯があった場所に移動してLEDライトになったため大きく印象が変わっており、更に元の前照灯があった場所は種別灯・尾灯になったため非常に違和感があります。