阪急電車の大阪梅田新駅開業50周年記念パネル展が、大阪梅田駅1階紀伊国屋前で催されているということで、昨日の出勤途中に寄ってきました。

 

 

帰り道だと人混みでゆっくり見ることができないだろうし、夕方は早く帰宅してプロ野球の日本シリーズを見たいので、早朝に行くことにしました。

 

 

朝早くに行って正解です。四角柱の大きな柱の4面に掲示されているので、夕方は待ち合わせの人が前に立ったりで、とても写真など撮れなかったことでしょう。

 

 

パネル[1]~[3]には開業当初から今日までの様子が描かれ、最終のパネル[4]には各年代における京都・宝塚・神戸3線同時発車のダイナミックな写真が並んでいました。

 

 

前回の記事で子どもの頃に旧駅を利用した記憶がないと書きましたが、それもそのはず。

 

 
最初に神戸線の移転が完了したのが1967年8月、まだ幼稚園児でした。
 
 
家族で楽しんだ宝塚ファミリーランド(永久にあるものだと思い込んでいましたが、惜しまれつつ2003年に閉園)や母に連れられてお参りに行った清荒神、小学校の遠足でよく行った服部緑地(現在は北大阪急行の緑地公園前駅が最寄ですが、当時は阪急曽根駅から延々と歩きました)のある宝塚線は1969年の完成でした。
 
 
まだ小学校2年生で、大阪万博よりも以前です。そりゃあ覚えてないわ。
 
 
最後に移転したのは京都線ですが、おそらく京都方面の観光地は京阪を利用し、旧駅から京都線に乗車することはなかったのではないかと思われます。
 
 
大学入学後は超満員の京都線に乗って、大阪から京都まで通学しました。
 
出勤時はパネル展のことばかり考えて、記念入場券のことをすっかり忘れていました。
 
 
帰宅時、大阪梅田駅の改札を入る前に販売場所である「ごあんないカウンター」に寄りましたが、入り口近辺には宣伝のポスターすらなく、中へ入っても何も掲示されていません。まさか阪神なんば線シリーズの記念切符のように早々に売り切れていることはないだろうとは思いながらも、恐る恐る尋ねてみるとすぐに出てきました。
 
 

駅完成時の写真、3線同時発車の写真、それに運行標識板の図柄の3枚セットです。

 
 
 
 
人それぞれ好みがあるでしょうが、私は運行標識板のデザインが楽しくて好きです。
 
 
右端は50年前の記念乗車券。1973年には1区間40円だったんですね。その5年前、小学校に入学して初めて国鉄の切符を買ってもらったときは小人10円で大人は30円だったと記憶しています。母親から10円もらって駄菓子屋へ行っていましたから、電車の運賃はずいぶん安いものだったように思います。