広島駅

広島県広島市の代表駅です。

広島市は約118万人の人口を抱える中国地方最大の都市です。

太平洋戦争時に原子爆弾が投下され以降「国際平和文化都市」として、世界的に知られていますが、戦前は軍事都市として栄えました。戦後は瀬戸内工業地域の主要な工業都市として日本有数の大都市に復興しました。

広島駅は中国地方最大の利用客数を誇るターミナル駅です。市内中心部である紙屋町や本通からは離れた所にありますが、路面電車がひっきりなしに走っているため、そこまで不便ではありません。

一方、山陽新幹線開業によって都市間輸送は全て新幹線が担うことになり、在来線ホームからは普通列車しか発着していません。

 

乗り入れ路線

・山陽本線

・山陽新幹線

・芸備線

・呉線

・可部線

 

南口。1965年に落成した駅ビルを併設した橋上駅舎です。

広島駅の全面改築に伴い現在は解体されています。

南口駅前。市街地から外れた位置にありますが、中国地方最大の駅だけあり大きな繁華街が形成されています。

2017年に開業した南北自由通路。

北口(新幹線口)。自由通路開業に合わせ全面リニューアルが行われています。

自由通路。ぼろい駅ビルとは対照的に近代的です。

切符売り場。

改札口。JR西日本の自動改札機は通常青色ですが、広島駅では広島のイメージカラーである赤が採用されています。

地下南口改札。従来の広島駅の姿です。現在はリニューアルされJR西日本で初めてICカード専用の改札口となっています。

ホームは4面8線。このホームから優等列車が発着しないことは少し寂しい気もしますが、仕方ありません。

橋上駅舎開業によりホームも綺麗に整備されています。

新幹線改札口。

ホームは2面4線。当然ながら全列車が停車します。

 

広島駅は先述した通り、南口の全面改築が行われています。

参照:広島駅ビル開発:JR西日本

開業すれば京都駅ビルや大阪駅ビルにも匹敵する巨大な駅ビルになる予定ですが、最大の特徴は路面電車がビルの2階に乗り込んでくることでしょう。

これにより在来線、新幹線改札口から一切の段差が無く路面電車に乗り換えることができるため、路面電車の利便性が飛躍的に向上することが期待されます。

更に路面電車のルートも新駅ビル開業によって変更される予定です。

これまで路面電車は広島駅前に向かう際、中心街から東側に迂回していましたが、駅ビル開業により駅前通りから直接駅に乗り入れるように変更されます。これにより中心部から広島駅への所要時間が4分ほど短縮される予定です。

開業は2025年を予定しています。