さらばマヤ34・いざぶろうしんぺい | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(次の役者へ変身)

 

「はなあかり」以外にも各地で様々な新列車が登場しますのでまとめておきます.

 

  BIG EYE

「マヤ34 2009」は現役の国鉄型検測車として,地元の子供が列車の絵を描いた際にマヤ34の絵が描かれることがあるほどの人気を誇りますが,2024年8月までに全検周期を迎えます.一方,指宿枕崎線の快速「なのはなDX」のために2ドアにされるなどの改造を施したキハ220-1102は人吉駅で水害の被害を受け,他のキハ220と大きく異なる上に,「改造」と言えるほどの大規模な修繕が必要でした.この2車の活用方針として,「キハ220-1102」を検測車として改造することが決定しました.軌道検測・部材検査・建築限界検査が行えるようになっています.車体には軌道変異をモチーフにした波形がデザインされ,ヘッドライトは牛をモチーフにぱちくりとなりました.その名も「BIG EYE」です.デザインは水戸岡氏ではなく社内の建築業務スタッフによるものです.なんとなく,先日の西九州新幹線開業1周年記念列車「GO WEST号」の「KAMOME」のつけまつげを思い出しました.2023/11には現車が登場して性能試験が開始されます.

 

http://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2023/10/26/20231026_big_eye.pdf

 

10/27追記:現車はすでに改造が完了しており,車番が「キヤ220」などではなく「BE220-1」であることも報じられています.

 

  特急かんぱち・いちろく

「いさぶろう・しんぺい」は久大本線の新観光列車にする改造工事が着手されていますが,その列車名は引き続き久大本線の建設に尽力した実業家の名前をとり「かんぱち」「いちろく」となりました.「かんぱち」が大分・別府方面,「いちろく」が博多方面の列車で隔日に運行されます.車内では久大本線沿線の食材を使った弁当が提供されますが,「かんぱち」でカンパチの料理が,「いちろく」でタルト菓子が出ると面白いのではと個人的には感じてしまいました.実際には前者は豊後水道でも獲れるものの鹿児島のイメージが強く,後者はもはや九州ではありません.最も,デザインを担当する「IFOO」は鹿児島の会社です.

車両は「いさぶろう・しんぺい」だった編成の中間にキハ125の改造ビュッフェ車を挟む3両編成で,「ふたつ星4047」に近い構成になりました.

 

http://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2023/10/26/20231026_d_s_kampachi_ichiroku.pdf

 

  E501 SAKIGAKE

E501系電車は余りがちでしたが,テーブルを設置してイベント専用車両が用意されることになりました.運行開始は11/23です.

 

https://www.jreast.co.jp/press/2023/mito/20231025_mt01.pdf