今回は宗谷本線の問寒別駅をアップします。
貨車を改造した、いわゆるダルマ駅の問寒別駅ですが、壁面がきれいに覆われて旅客駅としての利用価値があることをアピールしている感じです。
問寒別駅開業100周年の時にはイベントも開催されて、駅舎の中にはそのお祝い関連のものも置かれていました。
今では棒線駅となってしまった問寒別駅ですが、かつては幌延町営軌道の路線が分岐する駅でもありました。
とは言っても廃止されたのがおよそ50年前の話なので全く想像ができませんが…
問寒別駅の駅名標と駅舎ですが、コンクリートの土台を見ると、かつては大きな駅舎があって貨物需要があった頃は重要な駅であったことがうかがえます。
駅周辺は小さな集落となっていてお店や自販機があって秘境駅が多い幌延町の中では普通の駅としての体裁を保っているとも言えます。
朝もやがかかっていて分かるように、問寒別駅に訪問するということで話題のゲストハウス「ウタラといかん」に宿泊しました。
中はいたって普通の民家で今が交流スペース、お座敷の辺りに宿泊用のベッドがありました。
値段もリーズナブルなので、贅沢をせずに宿泊費をなるべく抑えたいと思っていたら、うってつけの宿だと思います。
「ウタラといかん」には、かつて駅の周りは私有地しかないという秘境駅、上雄信内駅にあった待合室を保管しています。ただし中は特に変わったものはないので、展示物として記念に一枚といった感じです。
早朝に起きて始発の稚内行きに乗れば、隣の糠南駅に20分ほど滞在できるのですが、その列車が前日に熊と衝突して故障してしまったため、まさかのウヤとなって、そのプランが立ち消えとなり、やむを得ず普通に名寄行きの列車に乗り込むこととなりました。