本日、京都・四条河原町に「京都髙島屋S.C.（ショッピングセンター）」がオープンします。
これまでの髙島屋京都店に加えて、ショッピングセンターとして様々な専門店がやってきます！
どう呼ぶの？
四条河原町のこの店に対し、「髙島屋京都店」「京都タカシマヤ」「T8（ティー・エイト）」「京都髙島屋S.C.」など、いろいろな言葉が出てきますが、これはいったいどこを指しているのでしょう。
1．髙島屋京都店…これまでも、これからも四条河原町で営業している百貨店。「京都タカシマヤ」などの呼び名もある。
2．T8…今回1．の横に高島屋グループのデベロッパー「東神開発」がオープンする専門店街と、髙島屋京都店にあったレストラン街のこと。今後はレストラン街も専門店街という扱いになります。
3．京都髙島屋S.C.…1と2の総称
明日、新たに2がオープンして、京都髙島屋S.C.になるのです！
専門店の顔ぶれは？
専門店街・T8は地下1階～地上7階、営業面積約1万3000平方メートル。高島屋に囲まれてはいるものの、かつての京都マルイ・四条河原町阪急よりも広く、全てのフロアが百貨店とスムーズに移動できます。
地下1階は食物販とイートイン。かつて、京都マルイにもあった「成城石井」が復活するほか、京都初出店のデリカテッセン「パリヤ」などもオープンします。パリヤは既にある阪急うめだ本店の店と違い、イートインスペースもあり、ジェラートなども用意されています！
ベーカリーの進々堂もありますし、階段・エスカレーターを降りた阪急京都河原町駅のコンコース前にも3つのショップがあり、普段使いしやすいでしょう。
※建設時期などの関係で仕方ないのですが、阪急の駅との段差はなくなりませんでした。今の大丸京都店や藤井大丸（地方百貨店で、カジュアルファッションの店）もそうです。以前京都駅烏丸口にあった近鉄京都店や、他の都市では神戸阪急・さっぽろ東急も段差があります。
1階は「紅茶専門店 TEAPOND」やイスラエル初のナチュラルコスメ「SABON」などちょっとした手土産やギフトにもなる食・雑貨で入りやすさを狙います。
▲SABON（写真は神戸阪急で購入。京都では大丸京都店の周辺店舗として大丸北側に既にあります）
2、3階はファッションや服飾雑貨が中心です。服と雑貨を一緒に並べ、スーパーマーケットのような手軽さを狙う「SUPER A MARKET」（2階）は関西初上陸！
4階はアニメ・マンガグッズの買取・販売を行う「まんだらけ」など趣味の店、5階は蔦屋書店、6階は蔦屋書店運営のシェアラウンジ。7階には非日常を狙い、ニンテンドーショップ。ニューヨーク、渋谷パルコ、大丸梅田店に続き、任天堂の本拠地・京都に初オープンです。任天堂に関しては、1回や屋上にマリオなどの撮影スポットも設けています。
このように各階とも京都初、関西初などのテナントを揃えます。
元の「京都タカシマヤ」は？
そして、髙島屋京都店のほうもそのままではなく、一部リニューアルします。婦人靴売場は約1.5倍に、コスメも1.2倍ほどに売場を拡大し、11月にラグジュアリーブランド「エルメス」「カルティエ」も拡大します。専門店ゾーン・T8との回遊性向上などを狙い、期間限定店スペースも31カ所に倍増しました。
京都高島屋SC（売場面積約6万5000平方メートル）としての業績目標は公表されていませんが、百貨店部分・高島屋京都店の2023年度売上高は前年比14.4％増の961億円（22年度は13.6％増の840億円）を見込んでいます。大丸京都店・ジェイアール京都伊勢丹やファッションビルに対し、地域ナンバーワンの座をさらに固めようとの狙いです。
アクセス
阪急京都河原町駅・西改札に直結、京阪祇園四条駅や地下鉄四条駅から徒歩。ほか、四条河原町バス停など。
営業時間は、髙島屋京都店（百貨店・デパート）・専門店ゾーン「T8」：朝10時~夜8時、レストラン街は午前11時から夜9時半。
一部、リナストアズやまんだらけのように遅くオープンしたり、成城石井（朝10時から）やイートインゾーン EAT8（午前11時から）のように夜10時まで営業の店もあるので公式サイトでご確認ください！
四条通沿いにコの字型に立っていたところ、四条通に面した空き地を有効活用し、これまで京都になかった店、京都にあるけど路面店ばかりで入りにくかった店が集まりました。京都駅以上に地元の人の集まる場所で、しかも観光地ということもあり、しばらく混みそうです。でも、地元の方などはぜひ！
※「T8」やレストラン街は、PiTaPaが使えないなど、髙島屋京都店（京都タカシマヤ）とサービスが異なります。