2019年に石勝線の夕張支線が廃線になりましたが、この写真はその前に撮影したものです。
当時の夕張市長鈴木直道氏が「攻めの廃線」を打ち出し、バス路線の増強が図られた結果、廃線前より多い10往復が運行されるようになりました。
しかし、最近、代替バスを担う夕鉄バスの苦境がニュースになりました。それは、夕張と札幌市内を結ぶ長距離路線を2023年末をもってすべて廃止するというショッキングなもの。
その理由として運転手の不足が挙げられています。とりあえず夕張市内路線は維持されるようですが、将来は不透明といわざるを得ないように思います。
北海道の鉄道は2019年以降も廃線が相次いでいます。
そして際立っているのは、夕張支線廃線を進めた鈴木直道氏が転身した北海道庁の冷淡さです。
留萌本線の廃線も北海道新幹線の並行在来線問題でも、廃線ありきの杜撰かつ無責任な議論が横行しています。
北海道庁は過疎地域の振興に興味がなく、むしろ積極的に切り捨てようとしている、そんな印象さえ持ちます。
北海道はどこに向かおうとしているのでしょうか?
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