名阪甲特急の全列車と阪奈特急の一部を受け持つ80000系「ひのとり」は6両編成を主体に8両編成も3本あり、その8両編成は中間に半室運転台を持つ車両が組み込まれているのが特徴ですが車内からは運転台を見ることが出来ないため構造がわからず、どうなっているのか気になっています。半室運転台は乗務員室扉があるので外から直接出入りすることが可能ですが車庫内での入換時にのみ使用する運転台が「乗務員室」という形で仕切られているのは珍しいと思っており、ワイパーやATSも備えているので「入換用にしては立派だな」とも思います。
(2023.8.13 近鉄蟹江〜富吉間にて撮影)
蟹江付近の直線区間を走る80000系8両編成です。ここの直線は非常に長く特に上り線は弥富付近から戸田を過ぎた辺りまで続くため高速走行に適していますが富吉に車庫がある関係で回送列車の運行も多く、名阪甲が来ないはずの時間に80000系が通過することもあるため狙う楽しみが多くあります。
(2023.8.13 近鉄蟹江〜富吉間にて撮影)
撮影した80000系8両編成はHV51で、富吉車庫への回送列車ですが前面に行先表示器を設置していない80000系では営業列車との区別が付きにくく、通過時刻を記録しておかないとわからなくなってしまいます。また撮影時のHV51は名古屋方先頭のク80651のスカートが一部取り外されており、イレギュラーな姿で運用に入っていました。