KATO 12605-2 UP FEF-3 #844 | 金屋代かずおのお部屋

金屋代かずおのお部屋

周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

 

アメリカ版「C57 1」

本日は,先日再販されたKATOの「Union Pacific FEF-3 #844」を紹介します.「Big Boy #4014」を持っている方は買ってくださいと言わんとばかりの再販でした.

実車のこの機関車は引退後も車籍を抹消されておらず,日本で例えると「C57 1」的な立ち位置となっています.FEF-3 #844がC57 1と異なる点とすれば,時折貨物列車を引いている点と,とにかく運行距離・運行スピードが速く・長いことです.よくある運行ルートとしてシャイアン〜デンバーがありますが,山口線で例えると新山口から山口線を走破し,江津まで行ってしまうほどの距離があります.それで,最高スピードは110km/hまで飛ばしていきます.

KATO製品としては「C62 東海道型」以降の製品仕様を踏襲しており,この製品もよくできています.ただし,C280を曲がるには確実に先輪や動輪一つが落ちる事態となっており,このレイアウトで使うにはもっと研究が必要,というよりは「Big Boy」の方が使いやすかったです.持ってはおきます.そもそもスケールでアメフトのグランド程度の広さしかないジオラマでこの大型機関車を使うのか,というお話です.「Big Boy」との重連や,ウォーターテンダーを使うアメリカのヘリテージ列車の再現がより楽しめるように考えようと思います.

ライトはボイラーの蓋中央部分が点灯し,上側は「マーズライト」というアメリカ型独特の赤点滅灯です.現在は外されているようですが,これを外した姿を製品化していただきたい,というのはやや日本型製品的な細かい発想に思えます.これで良いと思います.

なお,本来の製品の箱は紙製です.「Big Boy」は日本型16番貨車と同じ箱でしたのでまだ良かったのですが,「FEF-3」は耐久性に不安が残る構造になっていましたので,ダイソーでパスタケースを買ってその中に入れました.まだ余裕がありますが,普通に使う分にはこれで十分に思えました.

 

 

  「兵庫テロワール旅」号の弁当について

10/9付記事に駅弁が登場しており,その中で「摂津要素はなんでしょうか」ということに回答しておきます.

 

摂津要素は画像左中の奈良漬けによく似た漬物で,「甲南漬け」と言います.灘の酒粕で漬けたものとなっています.

また,播磨要素は画像下側のしいたけの煮物も該当します.