九月下旬の話です。

 

 

和歌山港へ。

 

この時の和歌山港線の運用は、めでたいでんしゃかしら?!

 

南海フェリーに乗船です。

 

 

4便に就航したのはフェリーかつらぎです。

 

 

 

 

免許証で通したら購入できました。

わざわざ50000系運用の『泉北ライナー』に乗って光明池まで免許更新しに行ったかいがありました。

 

 

 

燈台が見え、徳島港入港です。

 

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乗車予定の『剣山5号』の発車時刻待ちに御当地徳島ラーメンで腹ごしらえです。

ニンニク尽くし、たまらぬ味。

 

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替え玉は麺の種類が選べるようです。

 

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あおさ麺にしました。

風味豊かな磯の香り。

 

 

『四国フリーきっぷ』を購入。

三連休でしたので、この券を使用して三日間の四国の旅です。

お気付きの方も居られるかと思いますが、題名に四国旧国名を四つ共強引に入れました。

 

乗車する『剣山5号』が入線しました。

 

国鉄の置き土産のキハ185系。

 

 

嬉しい前面展望。

 

 

阿波池田に到着。

 

 

レトロな水飲み場。

蛇口を捻りましたが水が出ませんでした。インテリア化しているようです。

 

『南風9号』来ました。

 

大歩危までの短時間乗車。

特急の自由席が乗れるのが『四国フリーきっぷ』の最大の特典であります。

 

「四国=海」のイメージがされがちですが、土讃線は結構山岳区間の多い路線です。


 

大歩危で下車し、この日の乗車はこれで終了です。

初日とはいえ『四国フリー切符』を数時間しようしていないのは勿体ない気がしますが、この後の日程に大切な事があります。

 

向かいのホームに停車していたのは『四国まんなか千年ものがたり』です。

 

 

やはり、一回乗ってみたいです。

 

そして到着したのが今宵の宿『サンリバー大歩危』です。

 

 

チェックインの時間までは撮影タイムです。

吉野川第二橋梁を渡る姿に見とれてしまいます。

 

 

 

 

 

ロビーには旧国鉄特急用回転クロスシートが設置されていました。

「ガタンゴトン」

走行音(ジョイント音)が聞こえきましたが、一体その正体は…?

添付のYouTubeに答えがあります。

 

 

先述の「名物部屋」この日の寝床です。

宿泊の6日前にキャンセル空きを見つけ、即座に予約しました。

 

 

これはかなりの感激物です。

 

『四国フリーきっぷ』が多少勿体なかっても早めに到着したかったのはこれが理由です。

 

南風の2700系デビゥのポスターは有名な某アニメのイメージがしてなりません。

 

机にはダイヤグラム。

 

部屋からもバッチリ撮影できます。

 

夕食の時間まで外出し、橋梁の反対側に来ました。

 

この辺りが大歩危峡と小歩危峡の境界です。

 

部屋に戻って再び撮影。

ダイヤグラムが机にあるお陰で見逃す心配がありません。

 

夕暮時です。

 

地元食材を使った料理が多くあります。

 

 

白飯は一つずつ釜炊きです。 

 

 

徳島の海の幸・山の幸満載です。

 

御馳走様でした。

実に美味しゅうございました。

 

食後は温泉にじっくり浸かりました。

撮影はできませんが、風呂からも土讃線の線路が見えました。

正に「トレインバス」、そんな事を考えていたら阿佐海岸鉄道を思い出した。

今回の行程に阿佐海岸鉄道は含んでおりませんので、いずれ乗りに行きたいです。DMVという鉄道とバスが合体した乗り物を。

 

湯上り後は部屋にある大量の鉄道ビデオから数本選び鑑賞しました。
 
 
翌朝です。
橋梁を渡る走行音が素晴らしき目覚まし時計です。
 

朝からすき焼きが食べられるとは夢にも思いませんでした。

 

分り辛いですが、朝食会場の一部の席はトレインビューです。

 

フィッシュカツが特に美味でした。

小松島名物の「カツ天」と同じ物でしょうか?

 

珍しくキウイフルーツもありました。

 

チェックアウト後、大歩危から出発です。

「没有、没有」

大歩危の改札口で中国人観光客の方が何か無くて困っていました。

どうやら五千円札が使えずに困っていたようで、千円札5枚と両替しました。

旅で困った時はお互い様ですね。

 

大歩危からは高知まで『南風3号』に乗車です。

 

高知で『あしずり3号』に乗り換えですが、乗り換え時間は12分。

駅弁を探しに行きましたがお目当ての物が見当たらず、飲み物だけ調達して『あしずり3号』に乗り込みました。

 

約1時間強の乗車時間がある為に車内で昼食をと考えておりましたが、朝食バイキングの腹持ちが良かったので昼食なしでも問題ありませんでした。

 

窪川で予土線「直通列車」に乗り換えです。

 

「直通列車」と表現したのは、御存知の方も多いですが窪川-若井間(一駅区間)が土佐くろしお鉄道の区間であるからです。

青春18きっぷでは別料金となるこの区間も『四国フリーきっぷ』では乗り放題区間に含まれています。

 

予土線の大部分の区間が日本屈指の清流四万十川沿いに敷かれています。

 

美しき車窓が続く。

 

 

対向列車交換待ちの為、暫く停車。

 

便所非設置車でありましたので、この間に便所へ。

「バイオの力で何とか……」初めて使うエコな仕組みでした。

 

 

 

 

 

 

 

江川崎では10分以上の長時間停車(御乗車の際は各自御確認下さい)の為、多くの乗客が車内から出歩いていました。



外国人観光客の方がジャイアントコーンを購入されていたので、その誘惑に負けて同じくジャイアントコーンを購入してしまいました。

 

 

松丸で途中下車です。

他にも数人降りていました。

後続列車の到着は1時間以上ありました。

 

駅前の地図、途中下車の目的は……?

何やら神聖なる生き物の絵があります。

 

 

向かった先は『虹の森公園おさかな館』です。

 

四万十川の解説。

 

淡水魚を中心にした水族館のようです。

 

出会えました。

可愛いフンボルトペンギン。

 

この山中でペンギンちゃんにお会い出来るとは、実に素晴らしき事です。

 

つがいでしょうか。

何組かペアが居られます。

 

距離が近い!

羽根もしっかり拝見できます。

 

「何か御用ですか?」

 

駅前に戻ってきました。

御丁寧に足湯を薪で炊いてるようです。

 

乗車列車の到着時刻待ちの間、足湯に浸かりました。

 

同じ列車から降りた方々もホームに居られました。

「あの時降りた人ちゃうん?」

お互いそう思っていた可能性は非常に高いです。

 

 

宇和島に近付くと通学の学生客で一気に乗車率が高まり、それに伴い多数のカーテンが閉められて車窓が味わえなくなりました。

しかし、これは地方路線が地元民に利用されている事を示すので喜ぶべきであります。彼等が社会人になってからも乗車してくれる事を期待しております。又、他所者には珍しい四万十川も地元の学生には当たり前なんですね。

彼等がお爺ちゃん・お婆ちゃんになった時にも四万十川の美しさが当たり前であって欲しいです。

 

 

磁石で貼り替え可能な編成表。

 

夕暮時のホームに『宇和海26号』が入線。

 

運用範囲が大分狭まった2000系に乗車です。

 

あれは噂の!?

 

 

 

松山に到着。

翌日に乗る『いしづち16号』の系列は?

 

松山から伊予鉄に乗って今宵の宿へ。

意外と市街地から離れていましたので、飲食店の閉店時刻が気になります。

 

風呂と朝食が朝早いのが有難いです。

 

チェックイン後に御当地名物料理を探しに行きましたが見当たらず、自営業らしき食堂に入る事にしました。

 

 

そのお店が大当たり!!
注文したのはアジフライ定食で、美味くて量多いという最高な料理でした。
いかにも地元の方々に愛されている雰囲気が店内に漂っていて、それがまた味わい深いです。

 

 

 

翌朝、四国最終日の朝食です。

 

ベーコン料理が複数あって実に美味でした。

「ザ•ホテルの朝」という感じです。

 

伊予鉄に乗車です。

 

松山から終点高松まで『いしづち16号』乗車です。

 

高架工事も結構進んでいます。

次回の訪問時には高架駅になってそうです。

 

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自由席の場合乗車後切符拝見にあたる事が多いので、撮影時にかぶらぬよう隣の空席テーブルに車掌さんに見えやすいよう置いときました。

勿論、盗難されぬようしっかり目を光らせていました。

 

 

松山➡宇多津間は『しおかぜ16号』と併結。

 

元喫煙室はちょっとした展望室になっています。

謎の筋トレマシーンらしき物は一体…?

 

 

瀬戸内海の車窓が多い予讃線。

 

宇多津で『しおかぜ16号』とお別れです。

 

 

高松到着。

 

『うずしお17号』に乗り換えれば7便の南海フェリーに乗れますが、1本逃します。

 

その目的は高松駅前の『めりけんや』で讃岐うどんを食す事であります。

観音寺をかじった時、「高松に来た」と改めて実感しました。

 

『うずしお19号』今回の四国旅の最終列車です。

 

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『桃太郎の祭りずし』と土佐栗焼酎を車内で味わいます。

 

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三日間の乗車しながら、実はこちらが初駅弁です。

土佐栗焼酎は度数が高い為に飲み切るのは危険と思い、半分は南海フェリー船内で嗜む事にしました。

 

 

秋の色付く四国の風景。

 

徳島に到着。

 

『むろと』にはまだ乗っていないのでこちらも乗りに行きたいです。

その時は阿佐海岸鉄道のDMVも。

 

四国ともそろそろお別れ……

 

と思っていましたが、南海フェリー8便乗船時刻までまだ少しありまたので牟岐線で徳島-地蔵橋間を一往復する事にしました。

 

 

駅舎との間には剥がされたレールの跡。

今は1面1線構造ですが、元は1面2線構造であった事が分かります。

 

 

 

 

 

 

 

再び徳島に戻ってきました。

 

徳島港までは路線バス。

 

南海フェリー8便に就航したのは新造船のフェリーあいです。

 

遠ざかる四国徳島の街の灯り。

 

和歌山港に到着しました。

 

『サザン64号』に乗車です。

 

 

通称「パタパタ」こと『反転フラップ式案内表示機』に鉄道連絡船、昔ながらの鉄道を感じさせてくれる和歌山港。

 

あとは尾崎で乗り換えれば終わりです。

 

しかし、そんな事言ってたら恩師のお叱りを受けそうです。

「家に帰るまでが旅行です!」