前回の続きです。

 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン妙高高原駅です。

 駅の窓口で1日フリー切符(2000円)を購入して跨線橋を渡って3番線ホームに向かいます。

 発車時刻を待っていたのは国鉄新潟色をイメージしたフィルムをラッピングした編成。

 新潟地区のローカル列車に首都圏や関西地区から流れてきた旧型電車に施された塗装を復刻したものです。フィルムとはいえ素晴らしい技術で旧型電車風の雰囲気を見事に演出しています。

 この編成とはどうも縁があるようで、この路線に乗車する時や沿線に列車の写真を撮りに訪れた時にやって来る確率が高く、そうなると親しみも湧いてくるものです。

 妙高山をイラストした緑のオリジナルラッピングはもとより、多くの広告ラッピング編成が存在する中でこの旧新潟色ラッピング編成(ET126-1+ET27-1)と遭遇する確率がとても高いのが不思議な気がします。


 妙高高原駅の3番線ホームは国鉄JR東日本信越本線時代には長野•上野方面への上り列車が発着していました。駅舎がある1番線ホームは直江津•新潟•金沢方面への下り列車が使用し、2番線は妙高高原折り返しとなる列車が主に使用していました。

 ここから見える妙高山は低く分厚い雲に覆われて眺めることはできませんでした。


 ちなみに今回は目的があっての乗車ではなく、天気が悪いから列車の撮影には出かけずに「乗り鉄」しようと思い立ってのものでした。行き先も決めずにとりあえず1日フリー切符を購入して乗車すれば途中下車もできるし•••というもの。

 雨模様だからあまり駅の外を歩くなんてことをする気にもなれないし、

(とりあえず直江津をめざすか•••)

といういい加減なものでした。

 フリー切符なので直江津駅から同じトキ鉄日本海ひすいラインに乗り継いでトンネル内の駅として人気の筒石駅や古い駅舎と日本海が目の前という有間川駅を訪れたりしてもいいかなといった考えが脳裏を巡っていました。

 しかし、直江津駅での列車の接続などを調べているうちに考えが変わったのでした。

 得意(?)の無計画な行き当たりばったりの悪い癖が出てきてしまったのですが、そのあたりは続きということにしておきます。