これまでの旅路
「サロンカーなにわ」に乗車できる機会は少ないため,車両の詳細部分もチェックしておきます.なお,いわゆる「車両詳細編」の記事は複数回,視点を変えて用意する予定です.
まずは配布された記念乗車証を見せます.硬券タイプで表面には座席が指定されています.別途,未記入の乗車証が車内で一人1枚追加で販売されました.
ドアノブが押すタイプの,現在となっては懐かしいタイプの引き戸です.
「サロンカーなにわ」の2号車,オロ14 706のみ,入口側・座席側(山陽本線基準で北西)の位置のみ,窓の大きさが変更になっています.この場所には,車内音響・テレビ装置が置かれていました.
他の車両はこのような構造ですので,2号車の機器は音響面で重要な機器であると思われます.しかし,この日は作動していませんでした.
室内はこんな感じです.模型的に見ると蛍光灯色がメインですが,側灯は電球色であり,室内灯の選定は悩ましいです.
各車両の「くずもの入れ」は封鎖され,代わりにゴミ袋が設置されました.使用機会が少ないこの車両に分別されていないゴミが入っているとそれはそれで厄介です.
ゴミ箱の近くにはスリッパがあり,使用することができました.「客室内ではスリッパをご使用ください」とあるのですが,おおよそ守られていません.
壁面には掃除機用のコンセントがあります.使用しても良いということでしたので使用させていただきました.
室温計で,現在となってはこれも懐かしい印象を受けます.車内は23〜25度に保たれましたが,人によっては寒いかもしれません.
5号車の展望室の照明の配置が独特です.
ソファーには真っ白なシーツがかけられた座布団があります.しかし,汚れやすいためか,ツアーが終わるまでに撤去されたものがありました.
配電盤のスペースがきちんとあるのが国鉄車らしいです.
洗面所があります.幕もここにありますが決して勝手に触ってはなりません.
また,トイレ窓は埋まっており,その場所には空気清浄機が設置されています.
どうこうしているうちに寺前駅につきました.ここからは電化されておらず,さらに山あいを進みます.
続く