アメリカ軍管理地…?
佐世保公園で玉屋のサンドイッチを食べていたら、公園の奥にこんな場所を見つけていました。
そこは柵に囲まれています。
もしかして…
やっぱり!
この柵の向こうはアメリカ海軍の管理地!
佐世保はアメリカ海軍太平洋艦隊第7艦隊が基地を置く場所であり、あちこちに海軍施設がある…というのは知っていましたが、まさかこんな普通の公園の近くに管理地があるなんて…
この施設の名前は「ニミッツパーク」。
アメリカ海軍向けの運動場となっているようです。
名前の由来は太平洋戦争時に活躍した海軍元帥チェスター・ニミッツだそう。
日本では東郷平八郎との関係、記念艦三笠の復元への関わりなどで知られた人物です。
さて、実はここ、日本人でも入ることができるようなのです。
門の前には「米国政府施設につき侵入禁止」と書いてありますが、ゲートは堂々と開かれており、さらに多くのサイトの記述を総合すると、どうやら通り抜けるだけならOKということのよう。
ということで、少しドキドキしながらも進入……!
日本の中のアメリカ
ニミッツパークに足を踏み入れました。
ここは米軍管理地ということで日米地位協定の適用がなされており、日本の領土ではあるものの、実際は日本の法律の適用が行われず主権が及ばない状態となっているため「日本の中のアメリカ」なんて呼ばれています。
私はこれまで生きてきたN年間(N=任意の自然数)で一回も日本国外に出たことがないため(執筆時点)、これが初の海外、ということになるのでしょうか(ならない)
中の看板はすべて英語と日本語の併記。
止まっている車はだいたい米軍専用のYナンバー。
外とは全く異なる雰囲気です。
敷地中央には大きなサッカーフィールド。
その周りにも数多くの運動施設が備わっていて、設備の良い運動公園といった趣です。
さすがアメリカ軍、福利厚生が充実しています。
違法駐車警告(内容を読むとけっこう恐ろしい)の大きな看板を過ぎると、反対側の出入り口。
通り抜けてきました。
こちら側には頭上を西九州道が走っており、遠くには米軍基地の入口もあります。
それでは、再びニミッツパークを通って佐世保公園側に戻りましょう。
せっかくなので帰りはウォーキングコースにもなっているサッカーフィールドの周りをぐるっと一周。
それにしても広い…
これはなんだろう…?
歩いていると、後ろから明らかに外国系のティーンエージャーたちの集団がやってきて追い抜いていきました。
まるでディズニーの実写ドラマのような光景。
ここが日本であることを忘れちゃいそうです。
入口にあった何かのお店の前を通り過ぎ、再び佐世保公園側に出てきました。
ニミッツパーク。
そこは日本の中にあるアメリカ。
アメリカっぽいところといえば日本国内では美浜アメリカンビレッジなどがありますが、ここニミッツパークでは日本人向けの施設は無く、歩いている人にも日本人がほとんどいないため観光地とは異なる「本当のアメリカ」を感じることができました。
クリスマスのときなどにはイベントもやっているようなのでそれも要チェックですね(イベント時は写真つきの証明書が必要)。
続きます。