林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

九州完乗の旅再び2.

2023-10-03 | 鉄道・旅行

 2.西九州新幹線の部分開業

日本全国に計画された整備新幹線だが、
九州地区は博多から鹿児島と博多から長崎の2つの路線が計画されていた。
そのうち博多から鹿児島で計画された九州新幹線鹿児島ルートは、
2004年3月13日に新八代から鹿児島中央の区間が部分開業、
正式名称も「九州新幹線」となった。
この時、博多から新八代の区間は「リレーつばめ」が繋ぎ、
新八代では渡り線で直接新幹線ホームに乗り入れ、
同一ホーム内で乗り換えが出来るようになっていた。
島式2面4線の下りの1本を狭軌で敷設することで可能になった。
2011年3月12日は新八代から博多まで延伸して全通、
山陽新幹線とも相互乗り入れを開始した。

一方、九州新幹線長崎ルートは沿線自治体との調整が難航し、
紆余曲折の上、2022年9月23日に武雄温泉から長崎の区間が部分開業した。
正式名称は「西九州新幹線」と決定し、
九州新幹線と同様、博多から武雄温泉の区間は「リレーかもめ」が繋ぎ、
武雄温泉の下りホームの一つを狭軌で敷設して同一ホームでの乗り換えを可能にした。
一方で九州新幹線からの分岐駅となる予定の新鳥栖から武雄温泉の区間は、
敷設方式で沿線自治体との協議が難航し、未だ着工に至っていない。
この区間は在来線狭軌区間を走行してそのまま新幹線に乗り入れることが出来る、
フリーゲージトレインの導入が検討されていたが、
車両の保守や軌道負荷などの課題が解決できず、導入が断念された。
そのため全区間フル規格での敷設を主張するJR九州と、
沿線の経済的負担や並行在来線のダイヤ減などで難色を示す佐賀県との溝は埋まらず、
工事の承認が出ていないなど先行きは不透明である。

部分開業した西九州新幹線は営業キロ69.6kmと日本の新幹線の中で最も短く、
駅も武雄温泉、嬉野温泉、新大村、諫早、長崎の5つしかない。
車両はN700S720番台が投入された。
デザインは九州新幹線も担当した水戸岡鋭治氏が担当している。

この距離と駅数なら1日で十分取材可能である。
乗り放題の切符があれば「リレーかもめ」を含め西九州新幹線の取材をしたいと思った。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 九州完乗の旅再び1. | トップ | 九州完乗の旅再び3. »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

鉄道・旅行」カテゴリの最新記事