近鉄線内を走る阪神のラッピング車は現在4編成おり、全て1000系ですがどれも長期に渡って活躍しているため日常の中に溶け込んでおり、珍しさはあまり感じられません。ラッピング車は平日の日中なら快速急行でも6両単独で運行されるので撮影するならその時が狙い目ですが19m3扉の6両編成による快速急行はかなり短く見え、大阪難波や大阪上本町の地下ホームで発着を見ると輸送力不足に感じることもあります。


(2023.9.25 石切〜額田間にて撮影)

 急勾配区間を走行する1000系HS58の神戸三宮行き快速急行です。台湾ラッピングのこの編成ですが前面も装飾しているのが良く、貫通扉が水色なのも注目点です。また以前は車内も装飾していましたが現在は広告がノーマル編成と異なる程度です。


(2023.9.25 石切〜額田間にて撮影)

 HS58の台湾ラッピングは1番違いのHS57(灘五郷)と並んでお気に入りの編成であり、快速急行でなくてもこれに乗車することが出来たらラッキーって思った程でしたが近鉄が「ならしかトレイン」の運行を開始してからはそちらに目がいってしまい、「ならしかの方が当たり車両になってしまったな」って思うこともある程です。阪神のラッピング車は元のデザインを生かしているため無塗装の部分が残っていますが近鉄の方はフルラッピングであるため妻面以外はマルーンの部分が見られず、やや特別さを感じられます。