再び脱線が発生！
前回、”魔のカーブ”通過対策として、シリンダーを削り、先輪の横方向の可動域を広げた9600・2号機でしたが、駅西方のお堀端でまたまた脱線トラブルに見舞われました。
矢印方向へ前進すると、百発百中で先輪が脱線します。
今回もR438のカーブ上ですが、直線からカーブに移る地点なので、横方向の動きには余裕があり、原因は別にあると思います。
脱線の様子をご覧ください。
トングレールで一度目の脱線を起こし、トングレールの先端でストックレールを乗り越えて、もう一度脱線します。
原因は、おそらくコレ、フログ部の広くて深い段差です。
先輪が脱線する前、動輪がこの段差に落ち込んでいます。その際に発生する車両の上下動を先輪が吸収できないものと思われます。
私の使用するPECOのSetruckポイントは、作りがやや玩具的で、他のPECO製ポイントに比べると、この部分が広くなっています。深さについては、100番レールを選択したので仕方ないですね。
9600・2号機は、以前の記事に書いたように、シリンダーを削る前は、先輪の上下の可動域を広げるため（ガタツキを大きくするため）、先輪の取付ネジを緩めていたのですが、シリンダーを削った後、ネジを締め直していたのです。
このために、先輪の上下の可動域が不足してしまったのでしょう。
１号機には同様の現象が発生しないので、このあたりは製品の個体差でしょうか？
ひょっとしたらロットの差かもしれません（１号機は2018年、2号機は2008年の製品です）。
原因が判明したら、次は対策です。
先輪の脱線防止のため、動輪がフログ部の段差に落ち込まないようにします。
同じく欧州製のROCOのレールを使用している うなぎのかばやきさんから教えていただいた”フログ部の嵩上げ”です。0.5ミリ厚のプラバンを切り出して、段差に落とし込みます。
私のは仮施工なので、プラバンの白色が剥き出しですが、フライシュマンのレールをお使いのベテランモデラーさんのサイトで、透明プラバンを使って裏側に色を塗る手法が紹介されていました。皆さん、苦労してるんですね。
さて、結果は・・。
大成功でした！
復活した２号機が貨物の牽引に復帰
対策の終了に伴い、２号機がめでたく現場復帰を果たしました。
初仕事は貨物列車の牽引です。
いつぞや紹介した時刻表の索引地図です（もちろん、架空の地図ですよ！）。
川正線の貨物列車は、県都の浦之津が起点になります。
今日は貨物が少ないのか、出発時はワムとワフの２両編成です。
筑紫川正に空のワムを留置して、帰路の筑紫家野で野菜を積んだツを回収し、浦之津に戻ります。
（ちなみに、当鉄道は、こんな設定でダイヤ運転を行っています。）
この貨物列車の運行を追った動画です。
アメブロ動画の上限である１分間に収めるために、入れ換え部分は超倍速です。
言い訳がいくつがございまして・・
まず、入れ換え部分は音の再現が上手くいきませんでした。
それから、レイアウトルームの外を歩く家族の足音が超倍速で再生されます。
もうひとつ、キャプションの誤りがあります（×浦乃津、〇浦之津）。
酷い動画で申し訳ありません。
前回同様、時間を無駄にしても構わない方はご笑覧ください。
鉄道模型の安定走行には見えない敵がいっぱいです。
線路配置に余裕があって、大カーブを使える方が羨ましいですが、まあ、こんな対策も楽しくないわけではありません。
本日も、ご訪問ありがとうございました。