レンズの収差や周辺光量補正、ノイズ除去とディテール改善が目的で7月末にPhotolab6のエリート版を導入し、デジタルカメラで撮った写真はもとより、フィルムを複写した写真のRAW現像に使って来ましたが、9月27日に最新版のPhotolab7がリリースされましたので、6も未だ十分に使いこなせていませんが、早速DLして使ってみました。
部分調整のインターフェイスが大幅に改善され、色調整などがやり易くなりました...と書いても、使っていない方には何のことやら分からないですね。詳細はこちらをご覧下さい。
以下はPhotolab6を2ヶ月ほど使ってみての感想です。
自分はフィルムを複写した写真を処理する事が多く、ゴミ取り作業が大変なのですが、Photolabのレタッチツール(6も7も同じ)はなかなかの優れものです。
機能はコピースタンプツールと同じなのですが、消したいゴミを指定すると近傍の同じようにデータが並んでいる場所をソフトウェアが勝手に選んで貼り付けてくれます。時々、そこは違うだろう、という事も有るのですが、その時は選択された部分をマウス(の右クリック)で摘まんで、ここで良さそうだという場所に持って行けばOKです。
機能はコピースタンプツールと同じなのですが、消したいゴミを指定すると近傍の同じようにデータが並んでいる場所をソフトウェアが勝手に選んで貼り付けてくれます。時々、そこは違うだろう、という事も有るのですが、その時は選択された部分をマウス(の右クリック)で摘まんで、ここで良さそうだという場所に持って行けばOKです。
また、レタッチのマスクサイズは画面を拡大・縮小しても変わらないため、予め決めたマスクのピクセル数より大きなゴミは画面を縮小して、小さなゴミは画面を拡大してレタッチすることが出来ます。画面の拡大・縮小はマウスのホイールで出来るので実に操作性が良いです。
ただ、拡大画面にはスクロールバーが無いので、レタッチ中は小さなナビゲーション画像の中の拡大された部分をマウスで動かす必要があり、これがちょっとやり難いので、スクロールバーは是非とも追加して欲しいものです。
また、6にも7にもプリセットという処理があり、人物や風景など、いろいろなシーンに適した絵にワンクリックで変換してくれるツールもあります。この中ではシングルショットHDRが結構便利で良く使っています。
全体あるいは部分的な微妙な色調整はカラーホイールやチャンネルミキサーで行えるのですが、自分の欲しい色にする方法が未だ良く分からず、試行錯誤中です。
でも、以前よりも自然な色に出来るようになった...ような気がします。まぁ、その時の気分により、色も変わっていると思いますが...
Photolab7で処理した写真を1枚。
美幌駅で一休みしている29657
石北本線 美幌 1974年10月13日撮影
原板は6×6カラーネガ
このところ画像ソフトもかなり進化しているので一度始めるとこれはどうかな、と次々とやってみたくなりますね。
これだけ奇麗に仕上がるのは、原版の状態が良い事にもあるでしょうけど、ソフトも凄いですね。
ソフトウェアの進歩は凄いですね。
フィルムはだんだん劣化して行きますが、一度デジタル化しておけば、あとはソフトウェアの進歩でどんどん良くなりそうです。
今までの苦労は何だったのか...新しいソフトウェアで再現像の日々です。(笑)
原板は大分劣化していますが、まだ救済可能でした。
ネガフィルムのデジタル化は結構難しいですが、ソフトウェアの進化で比較的綺麗に戻るようになりましたね。
部分的な変色はかなり難しいですが、これもそのうち出来るようになるかも...