西武4000系 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 西武池袋線を利用して秩父方面へ向かう場合、直通の特急以外、大抵は飯能駅で乗り継ぎになる。飯能駅から秩父線方面への列車で運用されているのが4000系。ボックス席ながらズラリとクロスシートが並び、トイレの設備もある車内は、関東私鉄では珍しい観光客向けの存在だ。もっとも平日に乗ると、時間帯によっては通学の高校生が優雅に座席を占有している光景を目にしたりするが。
 当初はその車内設備を活かして、池袋駅から西武秩父駅まで直通の快速急行、さらには秩父鉄道への乗り入れと華やかな活躍をしていたが、近年はローカル運用が大半になった。
 西武が発表した「サステナ車両化計画」によると、秩父線系統には東急9000系を投入となっている。1988年に登場した4000系も置き換え近しという状況になった。何せ、足まわりは廃車になった101系からの再利用だから仕方あるまい。
 ロングシートの通勤電車仕様である9000系がどのような形で入線するのか、気になるところ。山岳区間がある秩父線だけに冬の寒さ対策とか、勾配区間での性能面などの改造もありそうだ。車体を活かして、走行メカを最新のVVVF化する選択肢もありだと思うのだが。
 ついでにデビュー時に行われた試乗会&撮影会での画像を。



 初めてライオンズ・カラーをまとって登場した電車だけに、試乗列車はライオンズのヘッドマーク付だった。ライオンズ・カラーの三色の帯は、見た目が美しくなるように色によって帯の太さを若干変えているとか。
 早いものでデビューから35年、ワンマン化対応などの改造を受けているが、見た目はほとんど変わっていないと思う。
 16番スケールの鉄道模型では、割と早い時期にカツミが製品化したが、帯がデカールだったため、経年劣化を起こしてしまったことを思い出す。我が家の個体もNGだった。