今後西武鉄道に導入される予定のサステナ車両は、小田急電鉄の8000形と、東急電鉄の9000系に決まったという情報が入ってきました。

東急9000系の導入は予想通りだったけど、小田急8000形の導入は予想外でありました。

元小田急8000形は、来年度以降国分寺線に、元東急9000系は、2025年度以降に西武多摩川線、多摩湖線、狭山線、西武秩父線(飯能~西武秩父間)に導入される予定であり、新2000系(N2000系)、新101系(N101系)、4000系が置き換えられていくことになります。

小田急8000形は、普通鋼製の4ドアオールロングシート車であるけど、VVVF化されていることにより条件を満たしています。

運転台は、左手操作式のワンハンドルマスコン車であるので、西武20000系と同じように扱うことが出来ます。

西武国分寺線は6両編成であるので、8000形の8200番台(6両編成)のうちの状態の良い編成が導入されることが予想されています。

これにより、西武国分寺線初のVVVFインバータ車となります。

西武国分寺線では、30000系の6両編成が導入されるはずだったけど、導入中止により幻となっていました。

東村山駅では、高架化工事が行われているので、元8000形の導入により変化することになります。

小田急8000形の残存編成は、6両編成が8252~8258,8260,8263,8265,8266Fの12本、4両編成が8051,8053,8057,8058,8059,8061,8063~8066Fの10本であります。

小田急電鉄では、来年度以降に新5000形が再増備されることが予想されています。

小田急8000形は、1982(昭和57)年から1987(昭和62)年に掛けて東急車輛製造(総合車両製作所横浜事業所の前身)、川崎重工業(川崎車両、Kawasaki、西武40000系と同じメーカー)、日本車輌製造の3社で製造されていたけど、日本車輌製造製の車両が入ったら、西武鉄道所有の電車としては初となります。

日本車輌製造製の西武鉄道所有の車両は、現在横瀬車両基地に入れ替え用として活躍しているD15型ディーゼル機関車のD16号機であります。

一方の東急9000系は、大井町線で活躍中の9000系15本、9020系(旧、東急2000系)3本の計18本であり、大井町線に新型車両が導入されることに伴い捻出される車両であります。

5両編成であることにより、4両編成に短縮されることや9000系のVVVFインバータ装置の交換、車端部のボックスシートのロングシート化が行われることも考えられています。

運転台は、東急方式のワンハンドルマスコンとなっているけど、元小田急車と同様に訓練が必要となってきます。

トイレ付き2ドアクロスシート車である西武4000系が、トイレなしの通勤型車両である元東急9000系に置き換えられたら、東武鉄道で6050系からトイレなし3ドアオールロングシート車である20040型に置き換えられてしまうことの二の舞となってしまいます。

このことは、SDGsに基づいた出来事であり、東急5050系のSDGsトレインが、地下鉄副都心線経由で西武線に乗り入れていることの縁もあると思っています。

東急9000系は、東急車輛製造製のステンレス車なので、1992(平成4)年から1995(平成7)年に掛けて導入された西武6000系のステンレス車以来の導入となります。

詳細は、西武鉄道、小田急電鉄、東急電鉄のホームページに出ています。