新豊橋駅【愛知県】(豊橋鉄道渥美線。2016年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
愛知県南東部、三河地方東部の代表都市である豊橋市の中心市街地に位置する豊橋鉄道渥美線の起点駅で、北側に名鉄名古屋本線、JR東海道新幹線・東海道本線・飯田線の豊橋駅があり、その東側駅前広場には同じ豊橋鉄道が運営する軌道線(路面電車)・東田本線(あずまだほんせん)の駅前停留場(駅前駅)があり、乗換が可能な、
新豊橋駅 (しんとよはしえき。Shintoyohashi Station) です。
 
尚、写真は2016年撮影で、やや古いです。現在は変化が生じていると思われます。ご了承下さい。
 
 
駅名  
新豊橋駅 (駅番号:1)  
 
所在地  
愛知県豊橋市  
 
乗車可能路線  
豊橋鉄道:渥美線  
 
隣の駅  
三河田原方……柳生橋駅  
 
乗換可能駅  
豊橋鉄道:東田本線(市内線)…………………………………駅前停留場まで徒歩5分  
名古屋鉄道:名古屋本線………………………………………豊橋駅まで徒歩8分  
JR東海:東海道本線(静岡方面名古屋方面)、飯田線……豊橋駅まで徒歩8分  
JR東海:東海道新幹線…………………………………………豊橋駅まで徒歩10分  
  
訪問・撮影時  
2016年5月  
 
 
駅概要  
駅形態……………地平駅(2008年に西側の現在地に移転)。
駅舎………………3階建ての駅ビル。改札口は1階。
出入口……………駅ビル1階の北側と東側、2階東側にあり。2階は豊橋駅東口ペデストリアンデッキに直結。
バリアフリー……対応(1階は段差なし、駅ビル内にエレベーターがあり、2階からもバリアフリー対応)。
点字ブロック……各出入口~改札~ホームに整備済み。
駅前広場…………北側に歩行者用の広場あり。その東側~北側に豊橋駅東口のロータリー有。
 
 

 

新豊橋駅ビルです。上写真は西を望む。下写真はペデストリアンデッキより南を望む。
出入口は3ヶ所ありますが、改札口は1階の1ヶ所のみです。
駅ビルは3階建てで駅舎機能は1階にあり、2階と3階はテナント店舗が入居しています。
ペデストリアンデッキは豊橋駅東口駅ビル(ステーションビル)内の商業施設「カルミア」やJR線・名鉄線の豊橋駅、そして東口駅前広場ロータリー上空や広場北側、東側に繋がっていて、ロータリーの地平部には豊橋鉄道東田本線(軌道線)の起点駅である駅前駅(駅前停留場、駅前電停)があります。
また、ペデストリアンデッキは上写真左・下写真左奥に写っている商業施設「ココラアベニュー」や、さらに南にある「穂の国とよはし芸術劇場プラット」まで延びています。
上写真左外には豊鉄ターミナルビルや商業施設「ココラフロント」があり、上写真右外・下写真後方には豊橋駅ビル「カルミア」と豊橋駅東口駅前広場があります。
また、新豊橋駅ビルの西隣にはJR在来線と新幹線の豊橋駅ホームがあります(下写真右手)。
 
 

 

駅前です。東を望む。
上写真は1階東口前より、下写真は駅東側ペデストリアンデッキより撮影。上写真より下写真の方が前方で撮影しています。
後方に新豊橋駅舎があり、左手に豊橋駅ビルがあります。左前方には豊橋駅東口ロータリーがあります。
駅東側は豊橋市の中心市街地ですが、郊外にロードサイド店舗が林立したり、名古屋へのストロー現象などで中心市街地の空洞化が進み、百貨店が閉店するなどして活気に欠ける印象です。
また、以前の新豊橋駅は上写真前方、ペデストリアンデッキ手前から右側にかけて存在していましたが、移転後に整備されて旧駅の面影が残っていません。
 
 

駅前です。こちらはペデストリアンデッキより北を望む。
左後方には新豊橋駅があり、ペデストリアンデッキを左後方へ進むと2階出入口へ、左手の階段を下ると1階出入口へと至ります。
新豊橋駅から少し離れた北側にはJR線・豊橋駅のステーションビルがあり、商業施設「カルミア」や「ホテルアソシア豊橋」が入居しています。
ちなみに名鉄の駅はJR駅の改札内にあり、名鉄はJRの豊橋駅の一部を間借りしている形です。なので、駅名看板にJRのロゴマークはあっても名鉄の文字はありません。
また、駅ビルの右側にもペデストリアンデッキが広がっており、その直下に豊橋駅東口駅前広場ロータリーと東田本線の駅前電停があります。
新豊橋駅~豊橋駅の間は新豊橋駅の1階出入口、2階出入口のどちらを利用してもOKです。
 
 

東口出入口です。西を望む。
入ってすぐ左側に改札口があります。
右は北口、正面の階段を登ると2階ペデストリアンデッキ直結出入口です。
 
 

 

1階にある新豊橋駅唯一の改札口です。南を望む。
後方に北口が、左後方に東口が、右後方の階段を上ると2階出入口です。
 
駅員配置………あり(有人駅)。
改札通路………5通路。右端には窓口あり。左2通路には改札ラッチあり。   
自動改札機……なし(ICカード簡易改札機を入場用右2通路、出場用を右3通路に設置)。  
ICカード………『manaca』をはじめ、全国相互利用サービス対応のカードも利用可能です。
有人通路………あり(全通路。左端を除き車いす対応幅。点字ブロックは右端通路のみ)。
窓口……………あり(右端の改札窓口と右手前の出札窓口。フリーきっぷなどは窓口でお求め下さい)。
自動券売機……あり(出札窓口の手前。ICチャージ可)。
自動精算機……なし(ICチャージ機は設置。紙のきっぷの精算は改札口前の精算窓口まで)。
トイレ…………改札内(多機能トイレ併設)。改札外は「カルミア」内にあり(多機能トイレの有無は不明)。
付帯設備………AED(改札内)。
売店……………なし。  
コンビニ………あり(新豊橋駅ビル2階に「ファミリーマート」があります)。
 
出札窓口では親会社の名鉄線のきっぷも購入可能です(早朝と夜間は不可。ミューチケットが購入可能かどうかは不明)。
 
改札口を通って前方にはホームがあります。段差なく移動できます。
 
 

2番線に設置の吊下式駅名標です。非電照式です。
名鉄タイプとJR東日本の旧タイプを合わせたようなデザインです。
ラインは緑系~青系のグラデーションとなっています。
駅番号「1」が左側に併記されています。
右側にはツツジか何かの花が描かれています。
 
 

 

駅構造……地平駅。北北西~南南東方向。
配線………頭端式ホーム1面2線(ホームは島式)。
 
左(東)が1番線、右(西)が2番線です。いずれも下り三河田原方面です。
2番線の右側はJR線・豊橋駅構内で、東海道本線ホームが並行しています。
   
ホーム有効長……4両分。
ホームドア………なし。
ホーム幅…………やや広く、奥の三河田原方の端も一定の広さが確保されています。
上屋(屋根)………終端方(手前側)の3両分のみ。
ホーム上設備……ベンチすら無かったと記憶しています。
 
後方に改札口があります。
上写真はホーム中央部分より、下写真は2番線より、いずれも三河田原方を望む。
 
 

1番線より終端方を望む。
右が1番線、左が2番線で、2番線の左にはJR線の豊橋駅があります。名鉄と飯田線のホームは東西自由通路の北側にあります。
手前の三河田原方1両分は上屋がありませんが、現在渥美線で運行中の列車は3両編成のみなので、全列車とも停車中は上屋内に収まります。
また、1番線の直上には豊橋駅東口や新豊橋駅2階出入口(前方)と「穂の国とよはし芸術劇場プラット」(後方)を結ぶペデストリアンデッキです。
 
 

2番線より三河田原方を望む。
右手にはJR線の豊橋駅ホームが見えます。
また、左側のペデストリアンデッキの先には「穂の国とよはし芸術劇場プラット」があります。
この先、右側のJR線と並走しながら左手の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」の脇を南南東へ走り、豊橋市道の陸橋をくぐると左へカーブして、JR線との間にある側線を右手に見て走ります。この場所は花田信号所で、昔はここで国鉄と貨物の授受を行っていました。その後はJR線と離れるように市街地の中を南東へ進み、右へカーブして進路を南南東に戻すと柳生橋駅へと至ります。かつては軌道線の柳生橋支線が当駅前まで乗り入れていました(1976年廃止)。
 
 

 

2枚とも終端方を望む。
ホーム端の先に駅ビルがあり、両側の線路には車止めが設置されています。その先に改札口があります。
以前より名鉄名古屋本線と直通……といった話が出ては消えているようですが、輸送力・輸送量の違いが大き過ぎて実現は難しいでしょうね…。ちなみに名鉄線ホームまでは10分あれば十分到達可能です。
 
 
あとがき  
私が新豊橋駅で下車(乗車)したのは1999年、2008年、2009年、2013年、2016年の計5度です。1999年は渥美線の乗りつぶしのため、2008年は三河田原駅から先へ延びていた黒川原駅跡までの廃線跡探訪のため、2009年は鳥羽から豊橋まで移動した際、2013年は渥美線の車窓風景撮影のため、そして2016年は改良工事が終わった三河田原駅訪問のため、いずれも起終点駅ゆえ必然的に改札を通っています。以前はホームが手狭な1面1線の駅でしたが、移転拡張により余裕ある1面2線の駅へと生まれ変わりました。駅舎は3階建てで、北側に自社の駅前駅と名鉄・JRの豊橋駅があります。駅前は豊橋市の中心市街地ですが、活気に欠ける印象でした。
 
東京からですと東海道新幹線『ひかり』or『こだま』(名古屋以遠行き)に乗車して豊橋駅下車。東口の南側です。新幹線効果もあり、余裕で日帰り訪問可能です(最大滞在時間……13時間半程度)。
一方、大阪からですと、東海道新幹線『ひかり』or『こだま』(浜松以遠行き)に乗車して豊橋駅下車。東口の南側です。名古屋駅からは東海道本線や名鉄名古屋本線を利用してもOKです。こちらも新幹線効果により、余裕で日帰り訪問可能です(最大滞在時間……14時間程度)。
 
食料・飲料について、駅構内、JR駅、駅前にコンビニがあり、飲食店も駅前に多数ありますが、気軽に入れるチェーン店はさほど多くありません。まぁ事前に用意しなくても大丈夫です。
 
東京、大阪とも到達難易度はさほど高くありません。豊橋鉄道渥美線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は新豊橋駅も観察してみて下さい!
 
(参考:豊橋鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)