こんにちは。
今回は、岡山~高松を走る快速マリンライナーの、
特別車両についてのお話です。
本州と四国を結ぶ基幹列車・マリンライナー
途中瀬戸大橋を渡り、50~60分ほどで両区間を結びます。
快速列車なので基本的には乗車券だけで乗れますが、
編成に1両、特別車両も連結されています。
関西の新快速に使用されるJR西日本の223系と、同じ仕様のJR四国5000系の混成で、
四国方の1号車は、大分装いの違う銀色の2階建て車両になっています。
2階建ての部分は、首都圏の普通列車グリーン車と格好が似ていますが、
実際にJR東日本のE217系をベースに造られているようです。
そんなマリンライナーの2階建て車両は、
2階がグリーン車指定席で、1階が普通車指定席になっています。
シートをみると、グリーン車の方がやはり良さそうです。
一方、普通車指定席の方も、
首都圏のグリーン車のシートとほとんど変わりませんが、
・ヘッドカバーが交換式の布ではない
・背面テーブルがついていない
・リクライニングの角度が制限されている
といった違いがありますが、
乗車時間が1時間程度ですので、問題にならないレベルだと思います。
そんな特別車両の料金ですが、
グリーン車:1,000円
普通車:530円(通常期)
(岡山~高松の料金)
530円で座席を確保出来る1階の指定席は、お得感があります。
1階の指定席からは、外の景色はみられるのか?
それより、気になるところとしては、
瀬戸内海を渡り、その眺望が美しい瀬戸大橋の区間において、
2階建て車両の1階部分から、車窓を十分に楽しめるかという点です。
普通の車両だと、このくらいの高さで見えます。
一般車もクロスシートなので、ゆっくり座りながら車窓を楽しむ事が出来ます。
しかし、マリンライナーは普段使いの乗客も多く、
混雑していることも多いので、もし確実に座りたいなら、
指定席を確保したいところです。
しかし、青春18きっぷや秋の乗り放題きっぷを利用してだと、
2階席のグリーン車指定席には乗車する事が出来ません。
1階席の普通車指定席はOKというルールなので、
それらを使っている時は、1階席一択になります。
しかしその半面、景色が犠牲にならないかという懸念もあります。
で、実際に乗ってみました。
駅のホームより低い位置にある座席の感じはよく味わっている感覚で、
最高130㎞/hで走る快速マリンライナーのスピード感はより強く感じます。
そして、宇多津駅近くの分岐点に差し掛かると、
やはり高架橋の壁高欄に阻まれ、景色がほとんど見えなくなりました。
こんな感じでしばらく壁に視界を阻まれましたが、
海の上に来ると、欄干がコンクリから鉄骨になるので、視界が開けます。
下からにはなりますが、遠くまで景色が広がります。
むしろ下から見上げると、海や島々の自然の景色もそうですが、
瀬戸大橋という、人間がつくった建造物の壮大さをより感じる気がします。
実際に乗車した際の様子は、動画でもあげてますので、
そちらもご覧いただければと思いますが、
個人的な感想としては、座り心地も特急列車と変わりませんし、
景色も海がちゃんと見えたので、特に不満も感じませんでした。
もっとも、眺望は2階のグリーン車ならばさらにいいのは間違いないでしょうが・・
快速マリンライナーは、岡山~高松間の通勤・通学輸送も担っている事から、
快速列車であるのだと思われますが、
表定速度は80㎞/hを超える特急並みの列車です。
意外にも岡山~高松には特急は1日2往復のうずしおとサンライズのみ。
それ以外は全てマリンライナーが担っています。
マリンライナーに特別車両がついているのは、
特急列車のような役割も兼務させるためなのでしょう。
これだけのスピードと、快適性が兼ね備わっていれば、
1号車に乗っていると特急です。
今度来るときはグリーン車に乗って、瀬戸大橋を渡ってみたいと思います。
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