新幹線に名を残す KATO 10-1422・23 「かもめ」中期編成 | 金屋代かずおのお部屋

金屋代かずおのお部屋

周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

 

山陽線の名列車は新幹線へ

本日9/23で,西九州新幹線の開業から1周年となります.開業当日の長崎は雨模様であったものの,フィーバーぶりは現在でもよく覚えています.

 

 

 

その「かもめ」号は,戦前から運行され続けてきた特別急行列車でした.本日は,KATOから以前発売された旧型客車版の編成です.製品は2017年に発売された「後期編成」です.車両は竹下客貨区を拠点に運用されていました.

 

1号車にはオハニ36が連結されます.急行列車として遜色ない仕様で製造されました.

その後の二等車はスロ54という,特別急行には使用できるものの当時としては一世代前の車両で,「中期編成」セットの核となっています.3両も連結されています.

 

食堂車は当時最新型のオシ17です.

三等車はこれまた当時最新型のナハ10・ナハフ10です.車内はボックスシートで,スハ44などとは遜色がありますが,当時の特別急行の車両は座席が回転せず,編成ごと方向転換させていました.東京・大阪ではデルタ線に困りませんが,九州で特別急行の方転ができるほどのデルタ線は「博多〜吉塚〜勝田線〜香椎線〜香椎〜博多」しかなく,回転には非常に時間がかかっていました.

客車による特別急行の「かもめ」は1961年10月のダイヤ改正で引退となりますが,その直前には九州地区の交流電化が完成,短期間ながらEF30・ED73のような機関車が使用されていたかもしれません.製品の意図としての牽引機はEF58・C59・C62です.

EF55もそうでしたが,筆者としてはこのような遊びをするのが気に入っています.なお,いずれの機関車も未登場ですのでそのうち紹介します.

 

その後,気動車化された「かもめ」は長崎駅へ足を伸ばし,以来,中断期間があったものの長崎行きの列車として定着しました.

 

西九州新幹線開業1周年,おめでとうございます.