大人の休日パス5 今日はお祭り角館 | tundraの世界

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窓から差し込む朝の光で目が覚めた。
昨夜はこの宿自家製どぶろくを呑み過ぎて8時には寝てしまった。
少し酒が残っているのか体がだるい。


宿の周りに建物はない。
きっと星が綺麗だと思ってこの宿を選んだ。
でも夜空を見る事はかなわなかった。
どぶろくが旨すぎるのが悪い。。

 

酒が抜けるまで風呂に入ったり、布団でゴロゴロしたりして過ごす。


列車の時間に合わせチェックアウトした。
そして宿の車で阿仁マタギの駅まで送ってもらう。

 

送迎者の運転手にお礼を言って、駅の階段を登る。
人工的な音は何一つ聞こえなかった。

小川が流れているのか、木々の奥でせせらぎの音が聞こえる。

山の奥から急行「もりよし1号」がやって来たのでパチリカメラ


観光列車ではなくただの速達列車。
乗車券のほかに160円の急行料金が必要だ。

途中駅で田んぼアートがあると車内アナウンスがあった。
ただこのアート上り線では駅舎やそのほかの構造物で良く見えない。


八津駅で対向列車をパチリカメラ


10:27もりよし号は角館駅に到着
途中駅で大陸からの団体が乗ってきたので車内は満員状態だった。
その団体が改札を抜けるまでホームで待って駅前に出た。

今日の角館は大きなお祭りである事を東北に来てから知った。
各町が曳山を出してぶつけ合うみたいだ。

武家屋敷の方にゆくと曳山が練り歩いているのが見えた。

曳山の上に立つ人の笛に力を合わせて引いている。

なんと曳山の後ろには酒とゴミ袋を積んだカートがついている。

たしかに曳山が停まるたびに引手は酒を呑んでいた。

ゴミ袋の量を見ると相当呑むみたいだ。

この日の角館は薄曇りで風もあったので引手は比較的楽だろう。

なにやら若者が二人ひざまずいてお店の人に口上している。

御神燈とかかれた提灯の場所は特別みたい。


口上が終わると二人の若者は曳山を手招きした。
そしてこの店に曳山をつけ、正面が見える様に曳山を押し回している。


曳山が正面を向くとおはやしが変わる。
そして紫色の着物を着た女性二人が舞い始めた。

この"立方”は結構若い娘が多い

中学生くらいに見える娘もいた。
この日のために長い時間練習したのだろう。

お母さんに「私も曳山で舞ったのよ」なんて言われながらね。。。

 

でも長い間正座しても足は痛くないのだろうか?

とても優雅に舞っている。


300mmでパチリカメラ


やっぱり日本っていいなぁ

各町の曳山が武家屋敷街に次から次へとやって来ている。
あたりは威勢の良い声とおはやしの音でいっぱいだ。


祭りに見とれていたけど、角館に来た理由は武家屋敷を見学する事
公開されている屋敷の一つ「河原田家」を見学させてもらった。


河原田家は、関ヶ原の戦い後に芦名氏の重臣として角館に移った。

その後は佐竹北家に仕えてた武家との事。(仙北Webより)

屋敷は大きいけど煌びやかさはない様に思う。


室内からみた庭も見事だった。

河原田家の屋敷を出ると曳山が写り込まない時間があった。
この瞬間をパチリカメラ

この風景が普段の角館武家屋敷なのだろう。
もみじが紅葉する時期にもう一度来てみたい。

ちなみに道路の白い筋は曳山の車輪跡。

舗装も大変なんだろうなぁ