阪奈間を走る優等列車で一番停車駅が多く、全列車が6両編成で運行される区間準急ですが現ダイヤでは近鉄線内完結列車が多くなり、阪神なんば線に直通する列車は少なくなったため同線内でこの種別を見ると珍しく感じられ、特に尼崎行きだと尚更それを感じられます。準急と異なり区間準急に8両編成が存在しないのは同種別の停車駅のうち瓢箪山・枚岡・額田の3駅が6両編成までしか対応していないためで、編成両数だけ見ると可もなく不可もなくって感じがします。


(2023.5.15 石切〜額田間にて撮影)

 大阪難波行きの区間準急に充当される9020系EE31ほか6両編成です。阪神なんば線に直通しない列車では新旧混成になることも度々あり、塗装の異なる車両同士の組み合わせはいつ見ても趣味的に面白いって感じられますがこの組み合わせだとどちらに乗車するか考えてしまうこともあり、長く乗る場合はその時の気分次第です。


(2023.5.15 石切〜額田間にて撮影)

 奈良方の編成は8600系X59で、ひし形パンタを搭載する抵抗制御車でしたがこの形式もバリエーションが豊富なので趣味的に面白く、各編成狙っていくのも良いと思っています。同系は後期に造られたX71とX72は初めから下枠交差形パンタを搭載していますが初期に造られた編成も定期検査の際にひし形から下枠交差形に交換するケースが見られ、ひし形を搭載する編成は早めに撮影しておいた方が良いです。