ハードディスクの寿命は、一般に3~4年程、約26,000~4万時間程度、(1日24時間使用)
オンラインバックアップサービス企業のBackblazeは2022年7月20日、「Hard Drive Life Expectancy」において、同社が2013年以降に収集したドライブ統計データに基づいて分析を行ったHDDの平均寿命について発表した。
4TBハードディスク
- HGST (HMS5C4040BLE640)が、6年後も動作し続ける可能性は97%
- Seagate (ST4000DM000)が、6年後も動作し続ける可能性は81%
8TBハードディスク
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Seagateコンシューマモデル(ST8000DM002)が、5年間動作する可能性は95%
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Seagateエンタープライズモデル(ST8000NM0055)が、5年間動作する可能性は93.6%
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エンタープライズモデルよりもコンシューマーモデルの方が平均寿命が長いという結果が出ている
以上から、5年間ぐらい動作する確率は90%以上ありそうです。
この場合、1日24時間の連続動作として5年では、約4万4000時間です。
また、おもしろいことに一般消費者向けモデルの方が平均寿命が長いそうです。
富士通のHPによりますとハードディスクドライブの寿命は約3年と書かれております。
長時間連続使用時の主要部品の寿命の目安(使用環境条件により変動します)
ハードディスクドライブ:約3年、メインボード:約3年、電源ユニット:約5年
ファン:約5年、CPUファン:約5年
先の統計結果よりも控えめな印象ですが、かなりの余裕を見ての数字ではないでしょうか。
1日24時間の連続運転でテストしていると思われるので、3年では約2万6000時間です。
ハードディスクは、ディスクを物理的に回転させてデータの読み取り、書き込みを行うため、使うほどに劣化し、最後には動作が止まってしまいます。
ハードディスクの寿命を短くする要因としては、以下のようなものが挙げられます。
- 使用時間
ハードディスクは、使用時間が多いほど劣化が早まります。
- 衝撃
ハードディスクは、強い衝撃を受けると故障する可能性があります。パソコンを落下させたり、強い振動を与えたりしないよう注意しましょう。
- 高温
ハードディスクは、高温にさらされると故障する可能性があります。パソコンを直射日光が当たる場所や、暖房器具の近くに置かないよう注意しましょう。
ハードディスクの寿命を延ばすためには、以下の対策を講じましょう。
- 使用時間を短くする
パソコンを使う頻度を減らすことで、ハードディスクの使用時間を短くすることができます。
- 衝撃を与えない
パソコンを落下させないように注意しましょう。また、パソコンを運ぶ際には、衝撃に強いケースに入れておくとよいでしょう。
- 高温を避ける
パソコンを直射日光が当たる場所や、暖房器具の近くに置かないでください。また、パソコンの冷却ファンが正常に動作するように、パソコン周辺の環境を整えましょう。
ハードディスクの寿命が近づくと、以下の症状が現れることがあります。
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起動やシャットダウンが遅くなる
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データの読み書きが遅くなる
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データが破損する
これらの症状が現れたら、ハードディスクの交換を検討しましょう。
なお、ハードディスクの寿命はあくまでも目安であり、使用環境や使い方によっても変わってきます。長く使い続けるためには、定期的にハードディスクの状態をチェックし、異常が見られる場合は早めに交換するようにしましょう。
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