桑名発10時43分の松阪行き急行で、近鉄四日市駅へ向かいます。
乗り込んでみると車内はなんと転換クロス! これはラッキーですね。しっかりと景色を楽しみ、定刻の10時55分に近鉄四日市駅到着。10分足らずの乗車で後ろ髪惹かれる思いですが、予定通りここで下車します。
懐かしい駅名標・・・
そして駅前の風景に、さすがにちょっとセンチメンタルになっちゃいましたね。
目的の四日市あすなろう鉄道は、ここ近鉄四日市駅に隣接したあすなろう四日市駅発着ですが、その前に腹ごしらえをしようと思います。
四日市といえば、名物はとんてき。結局住んでるときには一度も食べることはなく、かなり心残りであったので、せっかくのこの機会に食べてみることにしました。
軽く下調べし、駅前の商店街のとあるお店へ。
開店間際でしたがすでに常連客が何組もいて、その人気ぶりをうかがわせます。その後もどんどん来客があり、あっという間にウェイティング状態に。運ばれてきたとんてきもとても美味しく、満腹になりました。ただ値段は\1,700以上と、ちょっと高いですね。まぁでもこれは仕方ないか。とにかくじゅうぶんに満足し、駅へ戻ります。
窓口でフリーきっぷを購入し、いよいよ全駅制覇スタート。ちなみに以前一度来た際に訪問済みの駅(あすなろう四日市・日永・泊・内部・西日野の5駅)は、時間や体力等諸々の事情で今回はスルーさせてもらいましたので悪しからず。
構内へ入り、まずは駅名標を撮影。
この憎めない感じの男の子は『こにゅうどうくん』といういたずら好きな妖怪の男の子とのこと。四日市市のマスコットキャラクターで、先ほどの商店街など、市内至る所にその姿が描かれています。個人的にはあまり好きになれない感じなのですがw みなさんはどうでしょうか。
閑話休題・・・ しばらくすると、折り返し12時ちょうど発となる列車が入線してきました。
線路幅はナローゲージと呼ばれる非常に狭いもので、それに合わせ車体も細長くなっています。
車内も狭い!
これに乗り、まずは南日永駅へ向かいます。
その後は小古曽駅を挟み、追分駅へ。
追分駅の近くには、東海道と伊勢街道が分岐する『日永の追分』なるものがあり、そこまで足を延ばしてみることにしました。
何度もクルマで近くを通りがかったことはありましたが、改めて来てみると、意外にもしっかりと史跡として整備されており、地元民向けかは不明ですが、水汲み場としても親しまれているようでした。
その後赤堀駅訪問を済ませ、無事全駅制覇達成。
さすがにちょっと物足りないので、近鉄四日市駅近くの鵜森神社へ参拝してから帰ろうと思います。
参拝後社務所で御朱印をいただき、路線バスでJR四日市駅へ。
乗り込んだ快速みえ16号は、なかなかの混雑ぶり。幸い通路側に空席を見つけ立ちんぼは避けられましたが、これでは車窓など楽しめるハズもなく、ただただ爆睡し、体力の回復に努めます。
そして名古屋駅到着は16時03分。
帰りは18時30分発の静岡行き高速バスを予約しているので、それまで適当にフラフラと時間をつぶします。
バスは定刻に名古屋駅を発車。\3,020の出費は少々痛いですが、乗り換えなしの便利さは何物にも代えがたいものがあり、よく利用させてもらっています。
帰りもほぼ爆睡で、静岡駅には22時半過ぎに到着。
今回の四日市センチメンタルジャーニー、なかなか密度の濃いイイ一日になったかと思います。
ただ・・・ 帰宅2日後にコロナ陽性になってしまいました。決めつけは良くないですが、おそらくこの日に誰かからうつされたのでしょう。まぁこれもいい経験と思うしかありませんね。
今は8月下旬。もう少しだけ、青春18きっぷのシーズンは続きます。
それではまた、次の旅でお会いしましょう。