予定を変更して「車両紹介シリーズ」。
今回は2013年6月?にKATOから発売された、「101系800番台」になります。
車両自体は、高尾以西に遠心対応で、低いトンネルを通る関係上「低屋根の増備車」という形だったのですが、当時売れ残っていた印象でした。対照的に同地区を通る「115系800番台(低屋根)」は再販が会ったので、成功を収めた印象。
なぜそういう流れになったのか、今思い返してみると「販売戦略の失敗」だったと思われます。
個人的に書きたくなったので、あくまでも個人の意見ですので、間違っているかもしれませんが、101系の販売がほぼ無いので、書かせて貰いました。
※カメラの設定ミスで撮影しています、ごめんなさいorz
●中央線101系のラインナップに、パンタ部の低屋根車両を追加
この発想自体は、101系ファン及び中央線沿線民にとっては、模型化は嬉しい物でした。
出来も現行仕様であるため、かなり良い出来だと思います。
ただし、発売を急ぎすぎた感じがあり、それが失敗になってしまったと思います。
KATOさんの傾向として「売れない車両=不人気車」→「当面販売の取りやめ」という、流れがあるんですよ。
完成度が高いのに、それで販売中止になった車両という物が、かなり埋もれているんですよ。この車両もそれですね。
KATO製101系の時系列の話をしたいと思います。
【KATO】中央線101系「レジェンド・コレクション」<10-253>
2005年12月発売の製品で、「往年の名車」的なモデルを「レジェンド・シリーズ」として発売。その第一弾でした。
ただこのレジェンドシリーズは、「登場時の形態」が多く、見慣れている形状とは違うため、売れ残る印象。逆に通常形態を先に発売し、2番目移行に出した方が売れそうな気がします。
肝心な101系の方ですが、個人的には出来が良く「ライトの光方」以外は、気に入っています。
当時効かれた声として、「中運」という言葉があり、もう少し前面窓が低いんじゃ無いかとの話も有りましたが、そうなのかなと言う印象。私は許容範囲だと思います。
また「初期車の内ばめ式テール車」が含まれていたことで、それが間延びしていると取られたんじゃ無いかなとも思えます。
103系や初期車以外は「外ばめ式テール」で、内ばめ式は関東の一部「中央線」「武蔵野線(初期車改造1000番台)」ぐらいだったので、知らないと「エラー」にも取れちゃいますので、その辺かなと・・・。
初期車を含む「登場時仕様」ですので、当然「非冷房」「国鉄仕様」になります。
【KATO】中央線101系(通常版)<10-886>
間を開けて、2012年2月に発売。まぁ、「顔修正版」という印象です。
こちらはオプション方向幕追加で「武蔵野線仕様」になっていますが、「内ばめ式テール」になりますね。
先にオレンジを話していますが、「総武緩行線(2006年4月)」「関西線(2006年6月)」も間に入ります。
こちらも同様に「非冷房」「国鉄仕様」となります。
こちらはそこそこ売れてた気がします。コレで気を良くしたのか、ラインナップ強化を押した方がいたのかはわかりませんが、今回の800番台が1年強の2013年6月ですから、ユーザー側からしたら「お腹いっぱい感」があります。当然首都圏以外の地域では、「0番台通常版」も掃けてなかったと・・・。
しかも並べてみると・・・。
中央線沿線やお世話になった人を除き、見た感じ「同じじゃ無い?」となりますよね。
この辺は販売戦略ミスだと、思います。
オプションパーツの話しは、この後の黄色で話しします。
【KATO】「総武緩行線」101系<10-255/256>
2006年4月発売なんですが、こちらは正当なラインナップの追加。
2ヶ月後に「関西線色」(持ってない)も発売されていますが、これもわかる気がします。
仕様や時代はほとんど同じですが、色が違うので並べても違和感はありません。
むしろ模型的には、有りですよね。
ここで登場するのが「南武線仕様」なんですが、じつは上の「総武緩行線」と同じ製品です。
失敗だったのは、ホビーセンターブランドで別売り「方向幕」「冷房車屋根」「シールドビームライト」等を販売。
ということは、なくなったら最後で、この仕様には出来ないと・・・。
「冷房車」になっただけで、近代化に見えますよね。
私としてはこの形態も、物心が付いた子供時代に見た、馴染み深い印象なんですよ。
【KATO】鶴見線101系<10-1427>
2015年10月発売。この時は「クモハ12」もほぼ同時発売されていますので、国鉄末期の101系の形態で出しています。
こちらは「シールドビーム」「非冷房」と言う組み合わせで、私の実家の「青梅線」でも同様の形状。まぁ、青梅線からの押し出し転属でしたから、とうぜんなんですが。
3形態並べると、変化が飛んでて楽しいんですよね。
ただし、これ以降「101系は発売されていない」んですよ。
まぁ前社長が健在なので、色々と制限があって「国鉄仕様しばり」が有ったため、オプション対応するしか無かったのは、わからなくは無いですけど、出来が良いのに封印してしまったのは少し持っていないかな。
最初の話しに戻りますが「115系800番台」は、元は「111系東海道線」で近郊型モデルチェンジ(名目上は111系も新規ラインナップ)した後、色々な形状の「113系」「115系300番台」「115系1000番台」「415系」など、ラインナップを広げていったので、現在の名模型になったわけです。
逆に101系は「売れない=販売中止」というレッテルが、貼られてしまったのでは無いかなと。
(ライト消灯時が美しい仕様・改造方法は次回)
800番台とは言いませんけど、「再生産」や今風の「特定路線仕様」で販売しても良いのかなとは思います。
「武蔵野線」や「片町線」なども欲しいのですが、大事な車両が発売されてないんですよ。
スカイブルーの「京浜東北・根岸線仕様」。
残念ながら同じ「ワリトー」・・・・じゃない、「非冷房」「国鉄仕様」ですが、「京浜東北線を集めている層」だと、買っちゃう可能性が・・・。私もそうですねorz
今回思いつきで書いちゃいましたが、「車両紹介(交検)」の為に引っ張り出したら、こんな思いが出たので書かせていただきました。
800番台の出場は、「座席の塗装」を行ってからになりますので、少々お待ちくださいね。
以上、「KATO製101系に、思いを乗せて・・・」でした。