今日はNゲージ鉄道模型、グリーンマックス(GM)製動力ユニットの話です。今まで何度もDCCで運転しようとトライするも成功した例はありませんでしたが、今回ようやく走れるようになったかも?キワドイ改造ですが集電安定化のための策を打ち、西武2000系10連での試運転までこぎつけました。

 

いつもご訪問頂きありがとうございます。以下本編です↓。

 

ようやくDCCで走れるようになったかも?のGM製コアレス動力ユニットを入れたのが手前、モハ2629になります。西武2000系が在籍するも動力ユニットは集電不良や脱線多発などトラブル続出しました。あれこれやってもダメで諦め、KATOの西武101系動力ユニットをアレンジする ということをやって来ましたが..

 

昨年末からGM製西武2000系の増備車多数、50両体制になったことでKATO製動力ユニットが足りなくなっちゃった..というか使えそうなユニットはあるので西武新101系の動力台車だけ買うつもりでいたのが、ノンビリしてたら既に手に入りそうにないことが発覚..😅。

 

もう1度GM製コアレス動力ユニットをどうにかしてDCCで動かせないか?にチャレンジしてみることにしました。Ameblo開設前から色々やって上手く行った試しが無いんですが、以下記事↓、DCC化せずにテストしてモーターが早々に故障 は、最近どこかで”デコーダを介さずにコアレスをDCC運転すると故障する”という記述も見つけまして😅、こっちが原因かも?とも思いました。壊したのとは別のもの、長いこと放置していた動力ユニットをテストに使います。パワーパック電圧を直接印加してコアレスモーターが正常に回転するのを確認、うん、大丈夫。

 

 

GM製動力の構造で前から気になっていたのが矢印;床下/台車の集電板が接触する部分にクッション性が殆ど無い..これが集電が安定しない原因なんじゃないかな~ と思っていました。

 

クッション性を持たせるアレンジからスタートです。矢印のようにプラバンを貼っています。右は1mm、左は写真では付けていない車端パーツと干渉しないよう0.3mm厚です。

 

床下側の集電板をプラ板に当て、ちょっと浮かすことで矢印の2か所に支点を作り、クッション性を持たせよう でしたが、あまり改善は見られませんでした。上から手で押すと僅かにクッション性は感じますが硬い感じ..試運転はパワーパック電源のテスト線で行っています。

 

GMの集電板は燐青銅板と思われ、厚さ実測0.2mmです。KATOのサスペンション機構車=0.1mmに対し、だいぶ厚いんですね~。硬いと良くない はいろいろ経験していますので..

 

矢印の部分でカットしてハンダ付けで繋ぎ、台車側(左)を0.1mm厚の燐青銅板に交換してみました。KATOの床下に付いていたものの余りです。ダメ元の感じがあったのでキワドイ改造に踏み込んだ形ですがクッションが柔らかくなって集電性向上..イイ感じかも😁。因みに動力台車に付いている緑色のシャフトはKATOのものです。片側を紛失していて参ったな と思っていたんですが、KATO製とそっくり同サイズ/形状でした、セーフ😅。

 

行けるかも?..の感触を掴んでからDCC化です。モーターの端子と接触する下に伸びる接点を矢印の部分でカットし、モーター端子にはケーブルをハンダ付けします。、色は気にせず手持ちの細いものを使いました。ライト回路に使う極細ケーブルよりは太いです。駆動電源を受けるケーブルですからね😁。

 

写真のようにどうにか左車端までケーブルを通すことが出来..

 

DCCデコーダDZ125にハンダ付けです。KATOの455/457系旧製品に使っていたもの、455系新製品への更新で余ったものを再利用です。赤いシュリンクフィルムはハンダ付けをやり直すので撤去し、セロテープを巻いています。裏に隠れていますが、集電板の端っことDCC電圧入力端子を2本の短いケーブルで結んでハンダ付けしています。GMの動力ユニットは買った時点でパワーパック走行は出来ますが、DCC化すると途端にダメになったのは..クッション性が無く調整が難しいところ、DCC化のためバラシたりハンダ付けしたりでポジションが微妙にズレてしまうからなんじゃないかな?と想像します。

 

車端部に思いっきりデコーダが見えていますが今は先ず走れることの確認、上手くいくようならこの先考えます。

 

ここで試運転をしておきます。以前脱線が多い=トラクションタイヤの踏ん張りが効きすぎて非トラクション側の車輪が持ち上がって脱輪する という現象もみられたので負荷の大きいフル編成10両で運転します。ベンチレーター付きの2529Fが動力付+整備の終わった近年仕様の編成;2527F2453F 4+4+2併結編成です。

 

走行動画です。初めてMy DCCレイアウト上でGMの動力ユニットがまともに動きました😄。手を加えた動力車(3両目)がチラつくしまだ集電に一抹の不安がありますが、長いこと走っていなかったのでこれから馴染んでくるのか?もう1手工夫が必要なのか?は分かりません。カーブの途中で止まっちゃうケースも見られたりしますが何か希望は見えてきた気がします😁。集電板0.1mm厚化の効果かな? GMのセット製品を導入する都度他社製の動力を用意しなければいけない は高くついて仕方ないですから、付属動力ユニットを改造して上手く使えるようになれば..は朗報かも。

 

台車部分の0.1mm厚燐青銅板化、はパワーパック運転でも集電性能向上が期待できるかも?とも思いますが、私はDCCなのではっきりしたことは言えません。本件に限らずもしやってみようという方がおられたら自己責任でお願いします。

 

(追記)”もう1手”加えることでKATO製動力ユニット並みの安定走行ができるようになっていますが、暫く走行実績を積んでから書きたいと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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