鉄道コレクションの北神急行7000系6両セットについて、2022年3月に入手したことを投稿していましたが、その後は保管(放置)状態が続いており、改めてN化整備することにしました。

 

一般流通品の7054編成で、車両の概要は入手記事(→こちら)に記載しています。

 

N化に必要な部材を揃えました。動力ユニットTM-12Rと走行パーツTT-04Rはパッケージ記載の純正品ですが、パンタグラフは好みでKATO製の阪急用PT4806-B-M(品番11-405)にしています。

 

先頭車には車両セットに添付の誘導無線アンテナを取り付けます。屋根板の内側に取付用の目印穴があり、φ0.8mmで下穴を貫通させてから、指定されたφ1.0で拡張しています。

 

仮装着してみると緩めでしたので、改めて取付脚にゴム系ボンドを少量だけ絡ませてから、挿し込んでおきました。

 

 

製品の固定パンタを外して、阪急用の下枠交差形パンタを装着しました。元から開けてある取付穴では緩めですので、前後方向に2本ある取付脚にゴム系ボンドを少量だけ絡ませて挿し込みました。

 

パンタグラフの碍子と屋根板上の取付台の位置が見事に一致しており、加工は不要です。

 

台車枠(FS531)は車両セットに添付の物を、カプラーは動力ユニットに添付されたアーノルドカプラーを取り付けておきました。添付のカプラースペーサーは使用していません。動力ユニットは、パンタ付き車両の1両に装着しました。

 

動力車以外の5両には、走行パーツの金属車輪・ウエイト・アーノルドカプラーを装着しただけです。

 

T車の車両間隔は約4mmと実感的です。

 

T車(左側)と動力車(右側)の車両間隔も4mmです。カプラー位置が引っ込み気味ですが、線路上での手動連結・解放には問題なく、取り敢えずアーノルドカプラーのままにしておくことにしました。

 

この状態で、R315のS字カーブのある試験線を問題なく走行してくれました。

 

行先表示は、先頭車前面・全車側面とも「西神中央」が綺麗に印刷され、車番も7004編成のものが各車印刷済みです。なお、車両セットには5両/6両セットに共通の行先方向幕のシール(前面と側面用の新神戸西神中央谷上回送)も添付されています。

 

パッケージの編成図です。右から2両目の7504を動力車にしています。

 

これで入線整備は完了しました。これだけの作業にも関わらず3時間近く掛かりました。

KATOの車両ケースに、CASCOの19m級対応12両用ウレタン(YP-049)を入れて、僚友の神戸電鉄の18m級車両と共に収容することにしました。これでレンタルレイアウトにも持って行くことが出来ます。

 

一方、実車の7000系は、神戸市交に編入された後もこの姿で活躍してきましたが、神戸市交の新車6000系への置き換えを前提に、2023年8月8日のダイヤ改正に伴い定期運用から外れたとのことです。

 

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