阪急と阪神で共同運行している「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」は阪急3編成、阪神1編成の計4編成が活躍しており、阪神は1000系HS54が充てられていますが主に近鉄直通列車に使用されるため本線では大物〜尼崎〜神戸三宮間を除くと見る機会が少なく、阪神車なのに自社のターミナル駅である大阪梅田へ顔を出すことが少ない車両になっています。最もそれはSDGsトレインに限らず1000系のラッピング車であればどれも該当しますが・・・


(2023.1.2 東花園にて撮影)

 大和西大寺行き区間準急に充当されるHS54です。この種別は以前は尼崎〜大和西大寺(一部近鉄奈良)間の運行が主体だったため阪神車による列車も珍しくありませんでしたが現在は近鉄線内のみ運行する列車が多くなったため阪神車を見る機会は少なくなり、珍しく感じることもあります。


(2023.1.3 今里にて撮影)

 続いては近鉄奈良行き区間準急に充当されるHS54です。近鉄は自社でSDGsトレインを運行していないため沿線で見ることの出来るSDGsのラッピング車は阪神車だけであり、その点では貴重であると言えますが「区間準急」という種別に充当されるのも阪神車だけであるため注目度が高くなり、撮影出来た時の嬉しさが快速急行より上になることもあります。