米子07:35→新見09:50 伯備線普通 822M
米子を出発した115系2両編成の普通電車は、山陰本線を走り伯耆大山から伯備線へ入り、新見まで南下します。
伯備線は1時間に1本の特急が走る陰陽連絡の主要路線ですが、そのほとんどは山中のカーブの連続する路線、そして備中高梁以北は単線区間。
時刻表を見ると。。。
根 雨 08:12着/08:15発 3分
黒 坂 08:23着/08:29発 6分
上 菅 08:34着/08:43発 9分
ここまでは3駅連続で交換があると思われますそして1駅飛ばして、
上石見 08:58着/09:17発 19分
新 郷 09:22着/09:28発 6分
と5回も交換と思われる、時間が取られています。
単線区間はこのような停車時間で交換する列車を楽しめたり、長時間停車となれば、駅前に出てみたりも出来る楽しみがあります
単に座って過ごすより5回も交換するとなれば、楽しい2時間15分になりそうな予感です
根雨08:12着/08:15発
3分の停車で普通列車との交換。向こうも先頭車化改造された115系。
伯備線は早朝から夜遅くまで特急やくもが走っていつ幹線ですが、普通列車は上下線11本のみのローカル線
ここ黒坂駅は“鏡山城(かがみやまじょう)”駅の愛称が付けられています。
写真の隅に写っているプレートは、昨年12月に開業100周年を迎えた際に設置されたもの。駅西側にある黒坂城、別名鏡山城にちなんでつけられた愛称にようです。
そして何が来るか待ち構えていたら、まさかの寝台特急“サンライズ出雲”
大阪在住だと明るい時間に見ることはかなり限定的。乗車するにもなかなかチャンスが巡って来ない列車
私にとって、こうやって写真を撮れること自体が奇跡?に近い
ホームの向こうのカーブから285系サンライズ出雲が見えて来た時は、テンションMAXになりましたよ
通過とは言え、間近で285系サンライズを見るのは初めて上下に窓の並ぶ車両が7連で通過するのは本当に大迫力、圧巻の一言であります
この車両を見ることが出来ただけでも、伯備線経由のプランを選択した価値があったと言えます
サンライズの興奮が冷めやらぬまま、6分停車が終わり、次の駅へ。
上菅08:34着/08:43発
連続3回目の交換での停車は上菅駅。9分の停車となります。
1駅間ごとの距離が長いこともあり、連続で停車し交換していても細々と停車しているような感じに思えません。
そして1閉塞区間が長いため、交換列車のタイミングによっては停車時間が長くなってしまいます
上菅で反対からやって来たのは、381系特急やくも。
編成全体が入る写真を撮りたかったのですが、カーブの内側が山肌となったのと、こんな時にカメラの反応が・・・
※腕前が一番の問題だと言うことはご愛敬と言うことで。。。
駅前のモニュメントには「井上靖ゆかりのにちなん高原駅」と書かれているだけあり、直射日光があたると照り付けるように日差しが痛いのですが、陰に入ると乾燥した心地よい風が吹き抜け、本当に涼しいさすが高原の駅だけありますね
青い空、白い雲、なだらかな山に緑の田んぼが広がる風景に心も癒される思いです
乗車していた普通列車の後からやって来ました、381系国鉄色特急やくも
昨年以来、岡山駅でしか撮影出来ていませんでしたが、まさかここでも撮影出来るとは
こちらのプランで米子駅を出た際は、気づいていなかっただけに、サンライズ出雲と言いラッキーでした
特急やくも8号の後追い写真。
国鉄色と言えば、簡易貫通型車両より、非貫通型の方がしっくり来ますね
国鉄色にJNRマーク、L特急マークも付いていてヘッドマークは表示枠にピッタリのサイズ。良いですね
最後まで残った国鉄型特急電車として最後の活躍となっていますが、イベントでも良いので、くろしおの復活とかして頂けないものでしょうか。
特急の名に相応しく、アッと言う間に駆け抜けて行きました。
「サプライズ」と勝手に思いながら(サンライズにしても国鉄色381系にしても時刻が決まっているのでサプライズでも何でもないのですが・・・)写真を撮影。本当に伯備線経由にして良かったと思った次第であります
新郷09:22着/09:28発
続いて新郷でも6分停車。ここは山と川に挟まれた小駅。ホームも見ての通り。
反対側から何が来るのかカメラを構えて待っていたら、クロ380を先頭にした特急やくも3号(381系パノラマ車両)がやって来ました
一時期流行した国鉄型を「スーパー」+パノラマグリーン車用として改造された車両の一つ。現在は「やくも」に統一されていますが、その昔は「スーパーやくも」として活躍していました。阪和線・きのくに線でも同型車両が「スーパーくろしお」として運用されていました。こちらも最後、スーパーくろしお色に変更して、イベント等やって頂けないものですかね是非お願いしたいものであります。
振り子電車の威力を発揮して、カーブの駅を駆け抜けて行きました。
伯備線に乗車している間に、岡山からの特急3本と交換、米子方面からの特急1本に追い抜かれると言う、鉄道ファンにとっては喜ばしい体験をさせて頂きました
車内の半分程度は青春18きっぷを持った方と思えますが、車内は列車の交換や追い抜きに盛り上がることもなく、のんびりした雰囲気。
新郷を出発すると、新見まであとわずか。。。とは言え、たった4駅ではありますが、冒頭にも書いた通り駅間が長く、22分掛かります。
新見の一駅前の布原は、芸備線のみ停車の小駅で、当方の伯備線は通過します。
と言うことで、米子駅から2時間15分、115系に揺られて新見に到着です。
姫新線車内からなんとか新見駅の雰囲気を撮影したので、、姫新線の雰囲気は0です
新見駅では3分の待ち合わせで09:53発の姫新線に乗り換えなければならず、ゆっくり写真を撮ることが出来ませんでした
すみませんが、雰囲気でもと3枚については昨日の新見駅での使いまわしとなります