2023年6月24日 日高本線廃線跡巡り第四部 | 鉄道歳時記

鉄道歳時記

週末鉄の撮って出しブログ

6月24日の日高本線廃線跡巡りの第四部です。思った以上に長くなりましたが、鵡川-様似間には24もの駅があり、橋梁の数もまた多いいため第五部まで行きます。

さて、本桐駅を出ると鳧舞川(けりまいかわ)を渡ります。橋梁名は不明ですが、鉄道省と書かれた銘板が取り付けてありました。

れ、本桐-荻伏 鳧舞川橋梁

荻伏駅は有人駅時代の駅舎を撤去し有蓋緩急車を改造した貨車駅舎です。正面出入口にアルミサッシの扉が設置されていると共に、横からの出入りも可能な構造でした。2011年に簡易委託を廃止し完全無人化するまでは、一角に管理人室が設けられていたそうです。駅舎壁面には浦河高校美術部の生徒によるイラストが描かれています。

ホームは一部草刈りをしてあり近隣住民の方が定期的におこなっているのでしょうか。

荻伏駅

絵笛駅は馬の牧場が広がるのどかな場所にあり、ホームから少し下がった場所にコンクリートブロック造りの待合所を有する駅でした。

絵笛駅

絵笛駅から先は向別トンネルと向別川を渡り、再び海岸沿いに出て、浦河駅に至ります。

絵笛-浦河 向別川橋梁

浦河駅は、かつては単式ホーム、島式ホームの2面3線を有する列車交換可能な駅でした。それぞれのホームは跨線橋で結ばれていましたが、島式ホームの使用が中止された後は、浦河町に無償譲渡され、駅の反対側の国道への自由通路となったものの、老朽化により2021年12月27日から立入りが禁止されてしまいました。ホームは道内初の鉄筋コンクリート製で駅舎は当時最先端だった大阪近郊の駅をモデルにしたとの事です。

浦河駅

浦河駅と東町駅の間には乳吞川に架かるコンクリート橋がありました。

 

浦河-東町 乳吞川橋梁

東町駅はホーム北側出入口付近に待合所が設けられており、一段上がった場所に駅前駐車場スペースとトイレが設けられていました。駅へのアクセスは、国道から狭い路地のような生活道路に入って辿り着くので少々分かり辛いです。苫小牧方のホームは一部崩壊したまま放置され廃止を迎えました。

東町駅

日高本線廃線巡り第四部は以上です。第五部へ続きます。