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テーマ:鉄道(21944)
カテゴリ:車両トピック(国鉄・JR)
115系3000番台:瀬戸内色誕生当初
関東在住の身からすれば全くと言って良いほど縁の無い車両、115系3000番台。 当時は客車列車の淘汰が大幅に進み、直流区間の普通列車といえば113系と115系ばかりと言ったところ。そんな中誕生した115系3000番台は、115系でありながら117系と同様の接客スタイルを持った変り種として異色の存在だったと思います。 昭和57年10月4日 徳山駅? クハ115-3104 山口線のSL撮影行に際し、当時未だ残っていた可部線の73系を撮影し、小郡へ向かって移動している時に初めて出逢った115系3000番台です。 まだ製造元から回送されてきたばかりのようで、車体・足回りはもちろんピカピカ。窓のカーテンも全て下ろされていることから、私たちが見つける寸前に着いたばかりという感じですね。この編成を運転してきたと思われる運転士さんたちも興味深げに車輌を見ている様子が写っています。 塗装も省略化の方向が強くなった頃で、ブルーのラインもおそらくテープだったのではないでしょうか。これがのちに115系の一般型まで及び、いつの間にか瀬戸内色と呼ばれるようになったようです。 昭和57年11月28日 小郡駅(現新山口駅)にて モハ111系との混成 これもやはり山口線を撮りに行った際に撮影したもの。 フリークエンシーの実施により、クハ+モハ+モハ+モハ+モハ+クハの6両編成が基本であった同地区の111系を、クハ+モハ+モハ+クハ×2として編成を増やすため、6両編成から中間車のモハ+モハを抜き、ここに新製クハ115-3000を両端に足して誕生した編成です。 殆どのモハユニットが111系非冷房車であることから、クハ115-3000も冷房準備車としてクーラーを搭載していませんでした。ですので、新車の割には冷房すらない、さらには湘南色との混成と、非常にインパクトがありました。 普段は通勤車など殆ど撮ることは無かったですが、塗装としても115系にしては珍しかったですし、何よりも2ドア車と言うのはインパクトがありましたね。さらには私的に目の無い混色編成というのは美味しかったと思います。 その後全車が冷房化され、中間車の111系も全廃となり、転配で115系や117系のユニットを組み、塗装が変わってしまったものもあります。 ピッカピカの誕生時に逢った彼らも既に老兵と言われる年代になってしまいました。 写真では幼いままの彼等を今こうして見ていると、年月の流れの速さを感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.09.06 06:00:08
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