今回は近江鉄道彦根駅のED31の写真をご紹介します。下の写真は彦根駅のED31形です。定期貨物列車廃止後も工事用などで残っていました。
ED31形は伊那電気鉄道デキ1形電気機関車として1923年(大正12年)に芝浦製作所・石川島造船所で6両が製造されました。伊那電気鉄道の国有化によって、戦後ED31と改番されました。
近江鉄道にはED311〜ED315の5両が在籍しました。貨物列車の運行終了後も工事用で残っていましたがそれも終了し、除籍後全車両が彦根駅で保管され、近江鉄道ミュージアム鉄道資料館に展示されました。ミュージアム閉館後の2017年(平成29年)、ED311、ED312、ED315の3両が解体され、ED314は地元で保存され、ED313は東芝インフラシステムズ(府中市)へ譲渡されました。
写真のED31形は東芝インフラシステムズに譲渡されたED31形3号機です。
装甲車のような姿が印象的でした。
下の写真(2022年5月)は府中市の東芝インフラシステムズに譲渡されたED313とEF65、入れ替え用ディーゼル機関車です。