鎌倉駅【神奈川県】(江ノ島電鉄線。2014年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
神奈川県南部相模湾沿い、「武家の古都」である鎌倉市の中心市街地に位置する江ノ島電鉄線の終着駅で、JR横須賀線との乗換駅、そして土休日や行楽シーズンになると多くの観光客が押し寄せる、
鎌倉駅 (かまくらえき。Kamakura Station) です。
 
尚、JR線の鎌倉駅の記事に関しましては後日UP予定です。
また、当記事では西口の駅舎・駅前しか紹介いたしません。東口はJR駅の記事にて紹介予定です。ご了承下さい。
  
 
駅名  
鎌倉駅 (EN 15)  
 
所在地  
神奈川県鎌倉市  
 
乗車可能路線  
江ノ島電鉄:江ノ島電鉄線  
  
隣の駅  
藤沢方……和田塚駅  
  
乗換可能駅  
JR東日本:横須賀線……鎌倉駅まで徒歩3分  
  
訪問・撮影時  
2009年、2012年、2014年、2022年    
 
 
駅概要  

駅形態……………地平駅。
駅舎………………江ノ電は西側のみ(東側からは駅北側の地下道を通り西側へ回る必要があります)。
出入口……………西口(江ノ電の正面口)、JR線乗換改札。JR駅は入場券なしで通り抜けできません。
バリアフリー……対応済(段差はスロープで解消)。
点字ブロック……出入口~改札口~ホームまで設置。
駅前広場…………東西にあり(いずれもタクシー乗り場併設。西口はバス停留所、東口はバスターミナル併設)。
 
 

 

江ノ電・鎌倉駅の正面口に相当する西口です。上写真は南東を、下写真は東を望む。
江ノ電の駅舎は右側の洋風2階建てで、左側の和風平屋建てはJR線・鎌倉駅の西口駅舎です。
駅舎の右隣には4階建てのテナントビル「江ノ電ビル」があります。
JR駅舎の左側に東口とを結ぶ改札外地下道があります。
各社の駅舎手前には西口駅前広場があります。
 
 

 

江ノ電の改札口です。
上写真は南を望む。下写真は上写真奥の地点から東(自動改札機)を向いて撮影。
 
駅員配置………あり(窓口に駅員呼び出し用ブザーあり)。
自動改札機……あり(5通路)。  
ICカード………『PASMO』のエリア内。
有人通路………あり(窓口に面した左端通路。点字ブロック設置。車いす対応幅)。
幅広通路………あり(左端通路)。
窓口……………あり(改札窓口、定期券うりば)。
自動券売機……あり(改札口の左側。ICチャージ可)。
自動精算機……チャージ機のみ。紙の乗車券での乗り越し精算は改札窓口まで。
その他設備……AED(改札外)、公衆電話・コインロッカー(改札内)。
トイレ…………3番線ホーム藤沢方の端(多機能トイレ併設)。
売店……………なし。  
コンビニ………なし(駅前広場南側に「ファミリーマート」があります)。
 
改札を通って右へ曲がるとホームです。多少の高低差がありますが、スロープで解消していてバリアフリーに対応しています。
また、改札を通って左側にはJR線のりかえ改札があります。
 
 

こちらはJR線~江ノ電の乗換改札(連絡改札)です。JR線コンコースより南を望む。
右がJR線西口方面、左がJR線東口ならびにJR線ホーム方面です。
この改札口はJR・江ノ電とも乗換先のきっぷやIC残高がない場合は通れません。
改札設備は、自動改札機が5通路あり、右端が有人通路(点字ブロック設置、車いす対応幅)です。
JR側には自動精算機が、江ノ電側にはICチャージ機があります。
尚、繁忙期はトラブル防止のため、この連絡改札が閉鎖されますのでご注意下さい。
 
JRから江ノ電に乗り換える際、江ノ電のきっぷを所持している場合、ICカードの残高が江ノ電の初乗り運賃(200円)以上ある場合はこの改札を通過可能です。
尚、江ノ電のきっぷを不所持の場合は一旦西口から外へ出て、江ノ電の自動券売機できっぷをお求めの上、江ノ電の改札口を通って入場して下さい。
IC残額が不足している場合は後方にあるJR線の自動精算機でチャージをしてから乗換改札を通って下さい。
 
江ノ電からJRに乗り換える際、JRのきっぷを所持している場合、ICカード残高がJRの初乗り運賃(140円)以上ある場合はこの改札を通過可能です。
尚、JRのきっぷを不所持の場合は一旦西口から外へ出て、JRの自動券売機できっぷをお求めの上、JRの西口改札を通って入場して下さい。
IC残額が不足している場合は改札口前方に見える江ノ電のチャージ機で処理をしてから乗換改札を通って下さい。
 
乗換改札の先、正面がホーム方面で、右が江ノ電改札口です。
 
 

そして改札を通り、南へ進むとホームです。写真は南を望む。
この通路は広いですが、行楽シーズンになると左が乗車通路、右が降車通路になり、中央に仮柵が設けられます。
正面が3番線(乗車ホーム)、右前方が4番線(左。降車ホーム)と5番線(右。早朝や繁忙期に使用するホームで乗降兼用)です。
 
 

3番線に設置の、時刻表・路線図・マップなどと一体になった建植式駅名標です。非電照式です。
江ノ電の新デザインです。濃緑地で落ち着いた感じですが、「お~いお茶 濃い味」に似た色合いですw
駅ナンバリングも併記されています (EN 15)。
 
 

こちらは3番線に設置の、建植式駅名標です。非電照式です。
鳥居型の枠で、1段階古いデザインです。
駅ナンバリングが追加されています。
2012年撮影。
 
 

5番線に設置の、吊下式駅名標です。非電照式です。
こちらも旧デザインです。やはり駅番号が追加されています。
2014年撮影。当時は新旧の駅名標が混在していましたが、今はどうなっているでしょうか?
 
 

駅構造……地平駅(南北方向)。
配線………頭端式ホーム2面2線。左側線路は両側にホームがあり、乗降分離されています。右側線路のホームは乗降兼用です。
 
番線はJR線(1・2番線)の続番で、左(東)の単式ホームが3番線、右(西)の島式ホーム左側が4番線、右側が5番線です。いずれも上り長谷・江ノ島・藤沢方面です。
3番線と4番線は左側線路を共用していて、3番線が乗車専用、4番線が降車専用です。通常期の日中時間帯は左側線路のみに電車が発着し、乗降分離がなされています。
5番線は早朝のみ発着で、正月やゴールデンウィークなど、行楽シーズンは3・4番線と交互発着の形になります。
   
ホーム有効長……4両分。
ホームドア………なし(2014年8月時点)。
ホーム幅…………3番は全体的に広いです。4・5番は手前の終端方が標準レベルで、奥の藤沢方が狭いです。
上屋(屋根)………3番は全4両分、4・5番は藤沢方の約0.1両分が雨ざらしです(停車時、客用扉部分は上屋下に収まります)。
ホーム上設備……ベンチ・飲料自動販売機・トイレ・多機能トイレ(いずれも3番のみに設置)。
 
後方に改札口ならびにJR線連絡改札があります。
 
写真は4番線より藤沢方を望む。
 
 

こちらは3番線より終端方を望む。
 
 

4・5番線より藤沢方を望む。ホーム端は狭すぎるため、柵により立入禁止になっています。
また、左側の盛土上をJR横須賀線が通っています。
ちなみに江ノ電は全線単線で、併用軌道区間は意外と少ないです。
この先、右へカーブして横須賀線と分かれ、住宅密集地の狭い中を一直線に南西へ走ります。そして右へカーブすると和田塚駅へと至ります。
 
 

 

2枚とも4番線より終端方を望む。
各線路の車止めがあり、その先に江ノ電ビルと駅舎・改札口があります。
鎌倉と江ノ島方面を結ぶ路線として建設された経緯もあり、これより先の延伸構想は存在しないと思われます。
 
 
あとがき  
私が江ノ島電鉄線の鎌倉駅で下車(乗車)したのは2003年、2009年、2012年、2014年の計4度で、終着駅ゆえ全て改札口を通っています。また、2022年はJR鎌倉駅を訪問した際、西口側を駅外から撮影しました。頭端式ホーム2面2線の駅で、終端部に駅舎と改札口があります。江ノ電の駅舎は西口側にあり、JR線の西口駅舎と隣接しています。西口駅前は市街地が広がっていて、鎌倉市役所も近くにありますが、東口と比べると賑わいに欠ける印象です。
 
新宿からですとJR線の湘南新宿ライン南行の逗子行きに乗車すれば乗換なしで鎌倉駅までアクセス可能です。小田原など東海道線方面行きにご乗車の場合は、途中の戸塚駅で横須賀線列車(大船行きを除く)に乗り換えて下さい。鎌倉駅で下車後は西口側にある乗換改札を通れば江ノ電のホームへ行けます。西口から外へ出れば江ノ電の駅舎を撮影できます。また、江ノ電で鎌倉駅入りされる場合は新宿駅から小田急線の快速急行などで藤沢駅まで行き(途中の相模大野駅で乗換必要な場合あり)、江ノ電の鎌倉行きに乗り換えて終点下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと新大阪駅から新横浜駅まで東海道新幹線を利用して、新横浜駅から先は横浜線~京浜東北線で横浜駅まで行きます(東神奈川駅で乗換必要な場合あり)。横浜駅では横須賀線の久里浜方面行き(大船行きを除く)に乗り換えて鎌倉駅下車すぐです。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは西口および東口の駅前にあります。一方、飲食店も数は多いものの、気軽に入れるチェーン店は「マクドナルド」「ケンタッキーフライドチキン」「サイゼリヤ」「スターバックスコーヒー」くらいでしょうか。まぁ、コンビニが複数ありますし、事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。
江ノ島電鉄線を乗り鉄の際は、鎌倉駅ですぐに乗り換えたりせずぜひ一度は駅も観察してみて下さい!
そして、鎌倉や江の島へお出かけの際はぜひ江ノ電をご利用になり、鎌倉駅も観察してみて下さい!
 
(参考:江ノ島電鉄のHP、JR東日本のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)