富士急行 富士急ハイランドから 国鉄線連絡の地図式乗車券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和61年8月に富士急行(当時)河口湖線の富士急ハイランド駅で発行されました、「富士急ハイランドから 2380円」の国鉄線連絡の地図式乗車券です。

 

 

PJR/てつだう赤地紋券となります。

 

発駅の「富士急ハイランド」は8文字の長い駅名のため、ポイントの小さい活字で組版され、右上には国鉄線の運賃が「国 1460円」と印刷されており、当時の国鉄線の普通運賃で1460円は営業キロ91km~100km帯の乗車券となりますが、当時の富士急行線は既に「東京近郊区間に接続する会社線」となっていたため、社線の営業キロと国鉄線の営業キロを合算して101kmを越えても、東京近郊区間内の着駅は「発売当日限り有効」で「下車前途無効」となりました。

 

 

 

 

 

当時の富士急行の硬券は印刷の掠れた券が多かったのですが、この券もその例に漏れず?印刷が掠れています。

 

券の左下部分の拡大画像です。

 

 

着駅は「鎌倉」から右側に「本郷台」、「洋光台」と、「田町」の右下は「浜松町」となるのですが、掠れで殆ど判読出来ず、「本郷台」と「洋光台」は有効区間を表わす太線すら掠れてしまっていて、全く判読できません。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

裏面の発行箇所もポイントの小さい活字で組版され、券番も左側の上部が掠れて「0」の一部が欠けています。