かなりのハイペースで工事が進んでいると感じられる近鉄VVVF一般車の車体更新ですが見慣れた車両がどんどん変わっていくのを見ると「いずれ方向幕や上にあるヘッドライトは過去のものになるんだろうなぁ」って思ってしまい、未更新車の撮影は早めにしておいた方が良いって感じています。編成数が多いので更新に何年かかるかはわかりませんが大阪線では既に更新車同士の連結が実現しており、名古屋線でも見てみたいです。


(2023.5.13 富吉〜近鉄蟹江間にて撮影)

 5200系と組んで急行運用に入る1253系VC60です。この編成は軌道検測装置を搭載しており、名古屋線系統のほか大阪線や信貴線にも入線することがありますが行先表示器がフルカラーLEDになっているのが特徴で、更新車が現れるまでは目立つ存在でした。


(2023.5.13 富吉〜近鉄蟹江間にて撮影)

 撮影した急行は松阪11:14発の1136レで、下り方の5200系はVX08でしたが種別灯・尾灯がシリーズ21と同型になっており、更新前より見た目が良くなったと感じます。5200系は造られた時期により仕様が異なり、補助電源装置をSIVに変更したVX09とVX10は5209系、補助電源のSIV化に加え台車をボルスタレスに変更したVX11以降は5211系にそれぞれ形式が分かれていますが車内設備や乗り心地は変わらないのでどの編成が来ても当たりだと思っており、急行での長距離移動の際には有り難い存在です。