特急・急行用グリーン券 下関→京都市内 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

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昭和49年5月に山陽本線下関駅で発行されました、「下関→京都市内」の特急・急行用グリーン券です。

 

 

広島印刷調製の常備券で、下車駅は記入式となります。

 

グリーン料金初期制度時代の券で、2000円の特急・急行用グリーン料金は401km~600kmの料金となり、下関から山陽本線上り方向は三石~瀬田間、山陰本線上り方向は倉吉~福知山間、九州方面は都城~西鹿児島間が該当区間となりました。

 

山陽本線上り方向ですと神戸市内、大阪市内、京都市内の3つの特定都区市内が同じ料金であった事になりますが、下関駅では下車駅の特定都区市内が印刷された常備券を3種類設備する程の需要は無かったようで、京都市内は記入式の券で発行されています。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

発行箇所は裏面に印刷されています。

 

京都市内各駅は普通乗車券と同様に下車前途無効となりますので、本来ならば「京都市内各駅下車前途無効」と記入する必要があるのですが、この券は記載が漏れてしまっています。