2023.8.30 真っ赤な太陽?!伊豆箱根鉄道5000系5501F甲種輸送【後】 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

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小田原での入換作業は続く。
猛暑に独特の熱気を加え、よりじっとりと。

まずは、淀みなく大雄山線内へ取り込みが完了。
ここで一旦は、ホッと一息撫で下ろすところ。


ポイントの切り替えを確認し、コデ165による押し込みを開始。


ここでまた警戒レベルが上がり、注意喚起の声があちらこちらから響く。


さらには、低速ながらも重々しい吊り掛け駆動音も響く。

短距離ながら20‰の勾配を押し上げる姿は、ここが唯一だ。

また作業員の合図の声が響きつつ、2番線の所定位置に停止。


コデ165の移動開始から約10分。

無事に小田原駅構内の入換作業が完了した。


連結状態を最終チェックする作業員。

ここから大雄山まで、最後の旅になる。


ここからは、この赤一色が日常風景となるのかどうか。

そんな不思議な気持ちになりながら、2番線に据え付けられた5501Fを眺める。


今回の牽引を担当したEF65 2065。

全体的にPF運用が減少している中で、イレギュラーとはいえ専属的に運用が続く。

西武多摩川線の甲種輸送すらEF210使用が増えている中、これもゆくゆくは置き換わるのか?


そして今回も、控車役を担ったのはコキ100形。

今回はコキ104-1075・130・2455の3両が抜擢され、地味ながらも大役を果たした。


さて、ここからは大雄山線に移動。

今年春のダイヤ改正で日中が12→15分間隔に減便され、計画運休列車も一部変更に。

小田原発は11:45発となり、昨年までより小田原での滞在時間に余裕ができた。


とはいえ、油断していると先行列車を逃しかねないので、早めに大雄山線ホームに移動。

ここで初めて間近に赤い5501Fを見る。


そして牽引車・コデ165の窓が開いていたので、車内の様子をパチリ。

床下に設置できなかった機器の一部が、車内にはみ出すように搭載されている。


連結面覗き込み。


回送停車中は、到着列車が直接後の列車で折り返していくのは変わらない。

もっとも、15分間隔になったから折り返し余裕時間も少し増している。

1番線到着の電車も到着から4分ほどで、折り返し大雄山行きとして発車する。


11:30、先行開始。

今回も、先回りしつつどこか沿線で撮影してみようかと考えた。


…しかし、暑さはどんどん厳しさを増していた。

(いつもの仕事の時とほぼ同じ)早起きによる眠さと、撮影優先で朝食を省略してしまったため

疲労感も相当なものがあり、二の足を踏んで踏んで踏み続け…


大雄山まで行ってしまった。


「水曜どうでしょうキャラバン2023」のヘッドマークを付けた5507Fをちょっと撮りつつ…

暑いので停車中の電車に退避したりしつつ過ごして、およそ15分。


12:10、そのまま大雄山分工場に入線!


一時停止しながら、ゆっくり歩みを進め…


…ギイイッ!


自動空気ブレーキを絶妙に扱い、検修庫端ギリギリのところで停車。


これをもって、3日におよぶ甲種輸送は無事に完結した。


しばらくはそのままで過ごし、昼過ぎからは甲種輸送装備を解きつつ入換作業をした模様。


…模様というのは、分工場取り込みまでを見届けてすぐに帰途についたからだ。

12:17発の電車で早々と大雄山を離れ、今回の甲種輸送撮影を全て終えた。


…本当ならば、他に行きたい場所もいくつか存在したが…

小田原からの移動が遠すぎたり、2年半近くも前に近隣で散々記録してきたものばかり。

それもあって、結局は最近記録を強化している場所に“再移動”を仕掛けていくことに。

その記録成果は…またいずれ。