3700形 / 西広島駅 3701号づくし
広電電車の写真ですが、珍しく今回は3700形のみ・3701号づくしな今日の記事です。
撮影したのは全てが同じ日、ではなく、見かけた時にスマホでちょくちょく撮った写真です。
特に3701号は好きな車両、好きな編成なので、今回は特別枠にして記事にしてみました。
今日の16枚中、冒頭からの13枚は1番ホームに留置されている3701号の姿ですが、前述の通り同じ日付の写真ではありません。
1番ホームは終端線構造で宮島線折り返し専用ホームなので、西国街道への出入口から正面を、日中と夜間に撮ってみました。
車両ナンバーは3700形の第1編成なので、3701と入れられていますが、末端に入っているアルファベット記号にも意味があります。
2両編成または2両連接だった2000形と2500形は、広島駅方と宮島口方で車番が異なっていました。
3両編成が登場したのは西鉄から譲渡された2両連接車を、一部中間車改造して3両連接にした3000形が最初で、この時に広島駅方がA、宮島口方がB、中間車がCと形式付与されました。
以降、改造車も新製車この方式を踏襲し、3700形も広島駅方がAとなり、その第1番編成である3701号も広島駅方が3701A、宮島口方が3701Bとなっています。
ちなみに5両連接編成のグリーンムーバーシリーズも、広島駅方がAで宮島口方がBとなっていますが、中間車は3両なのでC~Eが割当られ振られています。
3700形は広島電鉄初の新性能電車 新製車で、1980(昭和55)年に登場した日本鉄道技術協会の3500形 3501号の、デザインを継承して誕生しました。
3501号は日本財団(日本船舶振興会)による資金で、日本鉄道技術協会が国際標準を目指し実証試験車として開発した新型路面電車で、軽快電車と呼ばれました。
川崎重工業 兵庫工場で完成した後、軌道線と鉄道線からなる広島電鉄で各種テストが行われることとなり、1980(昭和55)年の広島平和記念日より広島で公式試運転、12月21日よりテストを兼ねた営業運転が行われました。
当時の国鉄や私鉄では新性能電車から第二世代が誕生していた時代で、路面電車では戦前から技術的に発展していない車両が全国的に就役していたことから、鉄道車両の技術を軌道車両(路面電車)へも投入して近代化を図ろうとした軽快電車 3500形でした。
ところがあまりにも新鋭的な車両だったために、実際に営業運転を実施してみると不都合なことや技術的未熟な事態が顕わになり、それらを実用的に発展させたのが3700形でした。
さて最後に珍しく廿日市行きに充当されている3701号の、方向幕は西広島駅で、最後尾は高須駅での撮影です。
そして本文に出てきた軽快電車 3501号ですが、よく似ているとは言え並んだ姿を見ると、かなり心象の異なる電車であることが判ります。
車体寸法はほぼ変わらないのですが、フロントガラスと側ガラスのデザイン、そしてボディから屋根へかけての形状と、屋根上の空調機から3700形は1回り小さく見えます。
3500形は今見ても近未来的に感じますが、3700形はちょっとだけ••••••••ヤボったいですよね。
でも私は、そこが好きだったりするんですよ(爆)
そうそう、追伸なんですけど、過去の記事には3501号と3704号が荒手車庫で、並んでいる写真もUPしていました。
ブログを始めたばかりな2007年5月の記事なので、写真のサイズが320pixしかなくて、こちらに転載できなかったのでリンクカードにしてみました。
当時は今で言うブラック企業で働いていて、そんな内容から始まる記事なんですが、雑多雑談の通りな記事でもあります。
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ー今日は関東大震災100年ー
さくら号 誕生100周年の今年は、関東大震災100年の節目の年でもあります。
特急さくらの誕生は1923年(大正12)年7月1日ですが、2ヶ月後の9月1日に首都を襲った大震災となります。
そしてこの100年間での災害も、全国で非常に多くの命を奪いました。
さくら号 100周年のページにも貼っておりますが、内閣府の公式 特設サイトへの他、気象庁と東京都へのリンクを貼りました。