皆様こんばんは、備前国鉄道です。


今日は友人らと青春18きっぷを使って日帰り旅行中でして(現在進行形)、行程の一番最初にとある面白い鉄道路線に乗ってみたのでご紹介します。


今朝乗車したのは、スカイレールサービスが運行している「スカイレールみどり坂線」。

JR山陽本線 瀬野駅に隣接するみどり口駅を起点に、終点のみどり中央駅までの1.3kmを結ぶ路線です。

広島市安芸区の丘陵地に造成された住宅団地「スカイレールタウンみどり坂」への交通手段として1998年(平成10年)に開業した路線で、懸垂式モノレールとロープウェイを足して2で割ったような新交通システムです。


みどり口駅を出発した列車は、160mの高低差があるみどり中央駅へ向かうため、早速急勾配をのぼっていきます。

眼下に見えるのがJRの線路。

全線の所要時間は5~6分です。


途中に「みどり中街」という中間駅が存在し、ちょうどここで対向列車とすれ違いました。

朝8時台ということで、山を下る便にはたくさん乗られているのがわかりますね。

車両定員は25人。


終点みどり中央駅の周りは住宅街が広がるのみ。

特にすることもないので、すぐに引き返しました。

みどり口とみどり中央のホームは乗車用・降車用が別れていて、到着した車両は乗客を降ろした後、リフトと同じようにぐるっと回ってから乗車用ホームに据え付けられます。


スカイレールとは、神戸製鋼所や三菱重工業などが共同開発した新しい交通。

先述の通り、懸垂式モノレールとロープウェイを組み合わせたようなシステムであるため、ロープウェイなどよりも風に強いのがメリットです。

また、建設費の安さや工期の短さもウリでした。


そんなスカイレールですが、維持費を含めた採算性の面から、来年2024年の春をもって運行を終了し、電気バスへ切り替えられることが決まっています。

世界唯一の乗り物を体験してみたい方、ジェットコースターのような景色を楽しみたい方は、是非お早めに広島へ!