大阪上本町と伊勢エリアを結ぶ阪伊間急行も現在のダイヤでは伊勢中川までの大阪線内完結列車が増えたことで山田・鳥羽線内まで直通する列車は減少し、これまで当たり前の存在だった五十鈴川行き急行がやや珍しい存在になったと感じられる今日この頃ですが代わって本数の増加した伊勢中川行き急行を見ると「この行先は名古屋線の方が似合うなぁ」って思うこともあり、まだイレギュラー感があるようです。伊勢中川までの列車も片道100kmを越えるため2610系や5200系などのトイレ付き車両を含む編成が充当され、車両面では山田・鳥羽線直通列車に劣ることは無いと思っていますが伊勢中川止りの列車はホームで直接折り返さずに一度引上線に入るためここに5200系がいると違和感があり、「ダイヤ乱れ?」って思いそうにもなります。


(2021.5.13 恩智〜法善寺間にて撮影)

 五十鈴川行きの阪伊間急行に充当される2610系X13ほか6両編成です。クーラーキセが1つずつ独立している初期車もよく充当され、これに当たると「後期車の方が良かったなぁ」って思うこともありましたがX11を除いてB更新時に化粧板や床材を5800系やシリーズ21と同等のものにしているためハズレ感は無く、座席もクッションが利いているので座り心地も良いです。


(2021.5.13 恩智〜法善寺間にて撮影)

 撮影した阪伊間急行は大阪上本町9:30発の921レで、大阪方には1435系VW35を連結していましたがこの列車は現在は大阪上本町9:31発の伊勢中川行き925レとして運行しており、旧921レのスジを生かして大阪線を走破しています。写真の1435系は1430系列の一員で、見た目は同系と大して変わりませんが補助電源装置がMGからSIVに変更されたため別形式になり、更に1編成のみの存在であるため見ることが出来たらラッキーです。