今回は懐かしの難所であった碓氷峠越えに尽力したEF62形式電気機関車にスポットを当ててみます。ご存じのように、碓氷峠は新幹線が開通するまで客車、貨物輸送の難所でもあった場所で、最大勾配は66.7‰という破格の勾配が行く手を阻んでいました。
以前はアプト式もありましたが、高速化では運用に支障が出るという事もあって、1960年代に特殊仕様に特化したEF62が登場しました。お顔は国鉄末期の仕様で違和感は無いですね。当初は茶色の車体色から晩年は青色と前面警戒色のクリーム色が施されました。以後はEF63も登場し、この難所を撮影されるが為に多くの方も通ったのではないでしょうか?お馴染みの「ふたまたせん」さんからです。
「ふたまたせん」さんから
今回は「信越本線にEF62がいた頃」と称してアップします。撮影は昭和42年8月17日で、現在は3セクの「しなの鉄道」となっている・・当時の信越本線では上田~小諸間での撮影です。
最初の8枚は上田駅、最後の3枚は小諸駅です。小諸駅でのボンネット特急「あさま」は181系と記憶ですが、もしかしたら、161系上越特急「とき」の間合い運転の161系だったかもしれません。
どちらにしても、碓氷峠専用補機のEF63との強調運転ができる以前の車両です。貨物列車を引くEF62はともかく、ローカル列車は客車2両を牽引のEF62は、さぞかしパワーを持て余していた事でしょう。
※撮影は全てふたまたせんさんです。