最後の活躍 国鉄型113系・115系・381系特急やくも【最終章・岡山の国鉄型電車②】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

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(前回記事の続き)

(381系特急やくも. クロ380パノラマグリーン車 @岡山駅)



★過去記事↓





岡山駅の朝

特急「スーパーいなば1号」鳥取行きと、山陽本線115系普通列車

スーパーいなば・鳥取行きは、山陽本線、智頭急行、因美線経由


国鉄型車両の宝庫だった岡山地区〜国鉄型電車は最終章に
JR西日本の岡山・備後エリアは、国鉄型車両の宝庫であり、113系・115系が残る数少ない地区であるが、2023年(令和5年)7月22日(土)より、ついに新型電車227系(愛称︰Urara(うらら))の導入を開始。
これにより、一足早く、前日7月22日(金)をもって117系電車が定期列車としての運行を終了した。
新型227系電車(Urara)は、当初山陽本線(岡山~三原間)、瀬戸大橋線(岡山~児島間)、宇野みなと線(茶屋町~宇野間)、伯備線(倉敷~総社間)に順次導入され、今後さらに運用線区が拡大される予定。



115系電車

JR西日本 岡山エリアの国鉄型電車は、現在は、「地域色」である濃黄色の単色塗装。これは、車両の塗装を統一し沿線住民に親しまれることを目的に掲げているが、実際は単色化による塗装合理化(塗装工程の削減、経費削減)が一番の理由とされる。


岡山地区は国鉄型車両の宝庫だが、新型電車の導入により、国鉄型電車は順次姿を消していく。


1番線に、山陽本線・岡山発糸崎行き115系電車が入線

115系3両編成を2本繋いだ6両編成











JR西日本の113系・115系は様々な体質改善工事により、車両のバリエーションが豊富。

この車両は屋根を張り上げ化



山陽本線・倉敷方面からの普通列車が到着












岡山発糸崎行き115系







車内の座席は、従来のボックスシートを転換クロスシートに改造

側窓は、下段を固定化


運転台後ろ側


先頭車同士を繋ぐ貫通路


渡り板

乗務員室は国鉄時代の面影を強く残す。

運転台





糸崎駅に向け、岡山駅を発車












113系電車
岡山地区には、113系電車も健在

かつては首都圏・関西圏・中京圏でも活躍していた113系は、現在はJR西日本の岡山地区に残るほか、北近畿地区にごく僅かに残るのみ。
関西圏の湖西線・草津線でもつい最近まで活躍していたが全車引退してしまった。

クハ111-2149

モハ113-2080

113系電車は、4両編成で抑制ブレーキが備わっていないため、115系電車より先に引退するのでは、と云われている。

モハ112-2080


クハ111-2053










定期運行されるJR最後の国鉄特急型電車・381系も間もなく引退
朝7時05分発の岡山始発・出雲市行き特急「やくも1号」入線

岡山駅と出雲市駅を結ぶ特急「やくも」は、JR最後の定期運行の国鉄型特急型電車381系が使用される。当時の国鉄が開発した振り子式車両で、中国山地を縦断しカーブが多い伯備線内でもスピードを落とさず走行できる。
JR西日本381系は、JR東日本にごく僅かに残る波動用185系電車とともに、JR最後の国鉄特急型電車として活躍してきた。
しかし、2024年(令和6年)春から、特急「やくも」に新型の273系車両が導入開始され、381系は順次置き換えとなることが決まっている。
新型特急型電車への置換え完了とともに、381系国鉄特急型電車は全車引退し、JR線上で定期運行される国鉄特急型電車は絶滅する。







編成途中に、先頭車が組み込まれている。

車体色は、「ゆったりやくも」色


現在、特急やくもは、リバイバル塗色編成を除き、全てこの「ゆったりやくも色」となっている。



日本国有鉄道の銘板が残る。隣には昭和57年日立製作所の製造銘板。





先頭車を編成途中に組み込んでいるため、長い貫通路もある。





貫通タイプの381系先頭車の貫通扉。ヘッドマークを間近に見られる。

国鉄時代の特急シンボルマークも間近に。

国鉄特急シンボルマークは、近くで見るとかなり大きい。

乗務員室の扉


普通車

朝7時05分、特急「やくも1号」、出雲市行き発車


















隣にも国鉄型車両





381系パノラマ編成
留置線で折返し運用待ちの381系特急「やくも」

この日、伯備線内で倒木等のため、特急「やくも」は大幅遅れが発生。このため、車両運用も通常と異なっていた。

出雲市側先頭車。パノラマ型グリーン車。

クロ380

特急「やくも」のグリーン車は、パノラマ形とノーマル形の2種類ある。




381系は、振り子式のため車体の重心が低い。通常の車両だと天井に設置されるクーラーの室外機は、床下にある。


クロ380-6



振り子式車両のため、重心が低くなるよう設計されている。



4番線には113系電車







381系(右)と113系(左)。国鉄型車両同士が並ぶ。

このような光景も間もなく見納め。



奥には津山線のキハ40形+キハ47形気動車

国鉄型気動車の国鉄首都圏色









留置線で、ホームへの入線を待つ381系特急「やくも」



JR四国特急形気動車
岡山駅は、四国方面とを結ぶ列車も発着

JR四国・土讃線の気動車特急「南風」

2700系気動車「きいろいアンパンマン列車」





引退した115系「SETOUCHI TRAIN」
115系普通列車が到着




115系ラッピング列車の「SETOUCHI TRAIN」(せとうちトレイン)
2023年(令和5年)8月23日(水)のラストランをもって引退した。











★動画↓




※2023年(令和5年)7月上旬

(続く)