せっかくだから片瀬江ノ島駅を見に来た | ゲイムマンの日本縦断紀行 + ご当地ゲーム制作・配信

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ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を制作・配信中。

 藤沢('23.6.20)

 

先日制作したゲーム『脱出ゲーム 香川県からの脱出』に登場する、歴史上の人物ゆかりの場所を巡る旅。
予定していた場所は回り終えたので、この日は藤沢から帰るだけなのですが、せっかく藤沢まで来たので、新しくなった小田急線・片瀬江ノ島駅の駅舎を見に行くことにしました。
ついでに、久しく来てなかった片瀬海岸を、ちょっと見ていこうかなと。
江の島にも行きたいのですが、混みそうなので今回は海岸から眺めるだけにします。

ゲームブック風アドベンチャーゲーム『脱出ゲーム 香川県からの脱出』はこちらから。

 

 片瀬江ノ島

 


頭端式ホームから改札へ向かう途中に、「新江ノ島水族館」と書かれた水槽があり、小さなクラゲがふわふわ漂っています。
新江ノ島水族館があるのは、この駅のすぐ近く、片瀬西浜。

江ノ島水族館は1954年(昭和29年)開業の、歴史ある水族館ですが、2004年(平成16年)に建て替えられて「新江ノ島水族館」となり、大きくて新しい、現代的な水族館になりました。
クラゲの展示が充実していて、この水族館の目玉展示の一つとなっています。
また、イルカショーのプール越しに、海と江の島を眺めることができます。
新江ノ島水族館

 


危うく見落とすところでしたが、天井に、細工の細かい木彫の龍のレリーフが掲げられていました。

 


片瀬江ノ島駅の駅舎は、2020年に建て替えられました。
先代の駅舎は、小田急江ノ島線開通以来90年近くにわたって現役で、竜宮城をイメージしたインパクトある姿で、周辺住民や観光客に親しまれていました。

現在の駅舎もその竜宮城スタイルを踏襲し、さらに進化させたようなデザインになっています。
屋根の上には、金のしゃちほこの代わりに、金のイルカが乗っています。
駅の正面が武雄温泉の楼門(辰野金吾が東京駅とほぼ同じ時期に設計した)に似てると思いましたが、後から考えるとモデルは江島神社の楼門でしょうね。いずれも「竜宮造り」と呼ばれる形式だそうです。

 


こちらが建て替え前の片瀬江ノ島駅。1929年(昭和4年)の建物とは思えない、斬新な姿の駅舎でした。
「関東の駅百選」に選ばれています。

竣工時点では、別の会社がこの地点に線路を通す計画があったため、名目上は「仮設駅舎」でした。
しかしその会社は資金不足で、線路が建設される可能性はほぼありませんでした。そのため小田急では仮設と称しながらも、このような豪華かつ、約90年間も現役で使われるほどの、頑丈な駅舎を建てたのです。
(※ちなみに、別会社に交付されていた線路敷設の免許は、片瀬江ノ島駅が建った翌年に失効しました)

 


かつて、この駅のホームに建っていた駅名標。「出口」の位置を指し示す表示がこんな所に。
頭端式ホームなので、隣駅と逆の方向に出口があるのは確かですが。

 


現在の出入口は左右2ヶ所。
この写真の左側にある出入口から左へ進み、国道134号沿いをさらに少し歩くと、新江ノ島水族館や、片瀬西浜・鵠沼(くげぬま)海水浴場があります。

 

一方、駅正面の出入口のすぐ前には、境川を渡る橋が架かっています。この橋を渡り、右の地下道で国道134号の下をくぐると、江の島へと続く「江の島弁天橋」に通じる道に出ます。徒歩で江の島に渡るルートです。
(駅正面の境川に架かる橋も「弁天橋」というので、少々紛らわしいですが)

境川の橋を渡った地点から、左にのびる商店街「すばな通り」を行くと、江ノ電・江ノ島駅や、湘南モノレール・湘南江の島駅があります。
また、片瀬東浜海水浴場も至近です。

 


片瀬江ノ島駅の楼門の内部。
木製の格天井と、四隅を守護するように配置された波と亀の木像。
なお、改札口はこの楼門のまっすぐ先ではなく、やや右側にあります(楼門の外からでも入れます)。楼門の奥にはビデオモニターがあり、新江ノ島水族館の映像が流れていました。

 

 

鉄道コム

 


せっかく藤沢まで来たので、片瀬海岸へ行ってみましょう。
国道134号線の片瀬橋。境川越しに江の島がきれいに見えます。

 

観光協会の建物にも、昨日訪れたテラスモール湘南と同じく、映画『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』のポスターが並んでいました。

 

 

 

おとといからそうでしたが、6月中旬、海開きもまだなのにかなり暑く、新江ノ島水族館の入口にある大屋根の日陰と、売店から来る冷気に助けられました。とはいえ売店の前で突っ立ってるわけにもいかず。隣のカフェはまだ開店前(午前11時オープン)。
とにかく海が見たかったので、大屋根を突っ切って海水浴場の方へ。

 




片瀬西浜では、海の家の建設工事が真っ盛り。
十何年か前に来たときも、海の家がおしゃれで驚きましたが、その当時より数が大幅に増えているような気がします。

 


2003年、片瀬西浜の西側、鵠沼(くげぬま)海岸に、フジテレビ『ayu ready?』の企画で、浜崎あゆみさんの海の家「レインボーハウス」が造られ、話題になりました。


凝った造りの海の家が増えたのは、これがきっかけのような気がしますが、違っていたらごめんなさい。

 

 


2023年6月に戻ります。
西へ西へと歩いていって、昔ながらの外観をあえて残している感じの海の家を過ぎると、ようやく海が見えてきました。
爽快な眺めです。
暑いことは暑いですが、まだ夏真っ盛りではなかったので、ここまで歩くことができました。

 

15年くらい前に、海の家で江の島を眺めながら、原稿を書いたことがあるのを思い出しました。
今、都心のカフェでパソコン開いて仕事をしてる人がけっこういますが、あんな感じです。
ただし、潮風をもろに浴びるとパソコンが傷むかもしれないと思ったので、ノートに鉛筆書き。

書いてた内容は『ウィザードリィ』という、地下迷宮を探検するゲームについて。
見ている景色と全くそぐわない話でしたが、なぜか原稿は順調に進みました。
地下が舞台のゲームについて書くんだったら、上越線の土合駅のトンネルで書けば雰囲気ぴったりなんですけどね。

……土合駅のトンネルで、『ディグダグ』をプレイしたことならあります。

 

 


砂浜に下りてきました。なんかこの感じ凄く久しぶり。
海は多くのサーファーでにぎわっています。

 

帰りに駅前のクアアイナで食べたハンバーガーがおいしかったです。

 

片瀬江ノ島駅の売店はセブンイレブン。JR西日本管内のセブンイレブン ハートインに似た感じで、お菓子などのおみやげが充実しています。江の島のイラストがプリントされた、「江の島ゴーフレット」を購入。
まだ6月中旬ですが、すっかり今年の夏を満喫した心持ちで、小田急線に乗って帰路に就きました。

 

 

※ちなみに、『脱出ゲーム 香川県からの脱出』のヒット祈願で、ゲームの登場人物ゆかりの地を巡る旅は、以前にも何度か行なっています。よろしければこちらも御覧下さい。

ゲームブック風アドベンチャーゲーム『脱出ゲーム 香川県からの脱出』はこちらから。

 

※これまでの「日本縦断紀行」はこちら。

 

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