川口を散策する、という発想は今まで全くなかった。
赤羽で京浜東北線に乗り換え、川口駅東口を出て、観光マップをもらう。
六間通りを進んでいるつもりが、本町大通りを歩いていたようだ。
川口宿ミニパークの先に魅力的な建物があった。
何か碑があったが、炎天下読む気も起きずそのまま進む。
錫杖寺。
将軍秀忠が日光参拝のときの休憩所になっていた寺で、灯籠などに葵の紋がある。
川口神社。
夏休みの課題なのか親子連れが昆虫網をもって歩いていたが、手ごろな獲物は見つからなかったようだ。
境内にある富士塚。埼玉県内ではよく見かける。
川口宿旧本陣の門。地図に載っていたので立ち寄ってみた。移築して今は民家の門に転用されているらしい。よくあることだが。
その門の近くにある建物。商家だったらしいがなかなか風情がある。
その脇の路地を入っていくと、大砲があった。
川口は鋳物で有名だが、江戸時代も鋳物の街だとは意外だった。
鋳物の技術を生かし、初めて大砲制作の実用化をなしとげ、幕末の各地に213門の大砲を配備した。
国内には現存せず、これは下関戦争で戦利品として持ち去られた物のレプリカだそうだ。
思いもかけなかった川口散策だったが、それなりに楽しめた。