日本の鉄道で運転された開業・周年記念号で時刻表掲載されたものを取り上げています。

 

第40回目は、御殿場線開業70周年記念の臨時列車を取り上げます。なお、御殿場線開業周年については、当時現役だった371系を利用した80周年記念列車については、すでにこのシリーズでも取り上げました。

 

70周年号の一番の特徴は、今のJR東海の所有車両からは想像できない、EF58重連で客車列車を牽かせるというファン垂涎の組み合わせを実現したことでした。インターネットで検索いただければ先達の皆様がアップロードされている画像、動画を多数確認することができます。

 

 

  周年記念の概要

 

御殿場線70周年

対象物

JR御殿場線

所在地など 国府津〜御殿場〜沼津 
歴史の起源(概要)

1934年(昭和9年)12月1日、丹那トンネル開通に伴い、従来東海道本線であった国府津 - 御殿場 - 沼津間の名称が御殿場線に変更された。ここから70周年を迎えた模様。

 

こちらのページに当時の走行写真がアップロードされていました。ヘッドマークが掲出されていることを確認できます。

 

 

  臨時列車の運行概要

急行 御殿場線70周年記念号

運転区間 浜松〜御殿場・山北
運転日

2004年11月20、21日

使用車両・編成 14系5両編成
牽引機:EF58重連(122号機茶色、157号機青+クリーム色)
列車番号、運転ダイヤなど

【11月20日のみ】

9202レ 浜松発 7:02 → 山北着10:26

9203レ 山北発13:50 → 浜松着18:01

 

【11月21日のみ】

9204レ 浜松発 7:02 → 御殿場着10:01

9205レ 御殿場発14:38 → 浜松着18:01

 

途中停車駅(浜松起点):掛川、静岡、富士、沼津、御殿場(山北行のみ)

 

備 考

全席指定席

 

 

  当時の時刻表紙面での臨時列車

2004年10月号の付録ページより。紙面自体は至って平凡ではありますが、JR東海が運行した数少ない客車列車のひとつの記録です。運転日によって御殿場、山北と発着駅が分かれている理由はよくわかりません。おそらく当時の御殿場線でのダイヤが影響しているのだろうと推察します。

JTB時刻表2004年10月号より

 

本日は以上です。

 

まとめページはこちらから

 

参考資料 JTB時刻表

参考サイト JR東海プレスリリース、鉄道情報局のページ