1987年。特急〝つばさ〟上野行き。先行する上り〝あいづ〟が折り返し下り〝つばさ〟になって所属する秋田に帰る運用になっていたと思う。6両でなく9両編成って言うのが特急らしく見ごたえがあっていい。

特急〝なすの〟黒磯行き。急行〝なすの〟の格上げだからか、1987年はまだ日中にも走っていた。東北本線で185系による各駅停車に出会った覚えがないから、全て〝なすの〟で走っていたのだろう。

115系上り宇都宮行き。初期の東北本線は宇都宮から片岡に直線的に伸びていて、岡本や宝積寺、氏家駅は無く、もう少し上流に鬼怒川鉄橋があった。明治の頃はこの辺りでも宿場町に嫌われたのか、喜連川や大田原宿は無視するルート。鉄道にとっても、街にとってももったいない選択だ。
