JAMが今年も始まりました | 書斎の汽車・電車

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インドア派鉄道趣味人のブログです。
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 国際鉄道模型コンベンション(JAM)が、今年も東京ビッグサイトで始まりました。

 

 昨日、さっそく出かけてきました。初日の午前中は、例によって限定品目当ての方で混雑しますので、お昼過ぎに現地に着いたのですが、今年は一つ誤算が、同じ東ホールで開催されている他のイベントが大混雑でして、食事等で難渋しました。

 

 さて、今年のテーマは「電気機関車」、入口近くには「特別写真展示」がありました。佐竹保雄氏ほかの「日本の電気機関車」で旧型電機黄金時代を堪能し、成田冬紀氏による「EF58全機の肖像」は一機ごとの特徴を改めて知ることができました。そして三上泰彦氏の「ヨーロッパの電気機関車」、各国の個性豊かな機関車たちが一堂に会しています。その中で一つだけお気に入りを挙げればこちらとなります。

 フランス国鉄の9100形です。ちょっと「ゴハチ」にも通じるデザインです。

 

 「電気機関車」、私にとっても嬉しいテーマです。写真展のほかにもこのテーマに因んだイベント、展示が目白押しなのですが、さっそく関良太郎氏によるクリニック「昭和40年代 東京の電気機関車」を拝見しました。この題材、私にとってはストライクゾーンど真ん中でして、EF15が主役(これにEF10、12、13が絡みます)の貨物輸送は、山手貨物線の余りの変貌ぶりに改めて驚きましたし、EF56、57がまだ元気だった旅客輸送も懐かしいですね。このクリニックの後半では、近日発売予定のカトーEF55の開発ウラ話を聞くことができました。やはりあの車体でR282通過可能というのは、設計上もひと工夫あったようですね。

 カトーのブースでみたEF55です。発売が楽しみです。なお、関氏によればすでに予約で完売状態だそうで、ここで宣伝しても新たな売上にはつながらない(笑)そうですが、それでも、この機関車開発へのメーカーの熱意が伝わってきました。

 

 カトーといえば、今年は「特別展示」として、「KATO関水金属の世界」がありました。(去年の天賞堂に続く企画です)こちらもいろいろと興味深い内容でした。

 初のNゲージ瀬品となったC50、初代(左)、2代目(中)、3代目(右)と並んでいますが、初代製品が意外によく出来ていることに気づかされます。

 「ゴハチ」各種です。ウチには何輛いるのかな?

 今でも憧れの存在、ECS-1コントローラー。もう一度販売してほしいです。(現在の水準に合わせたアップデートは必要でしょうが)

 

 カトー以外のメーカーのブースで気になった製品も駆け足で見ておきましょう。

 こちらも近日発売予定、トミーの宇都宮ライトレールです。デモ走行も行っていました。実物も模型も楽しみな電車です。

 マイクロエースの予定品、特に貨車に注目です。当鉄道に入線するのはどの形式かな?

 SHOPねこまたの「こんてにゃあ」、年末発売予定の冷蔵コンテナの試作品です。こちらも楽しみです。

 ミニチュア人形のYFSのブースでみた100系新幹線のウェザリング、オーソドックスからアバンギャルドまで、各人各様の「汚し」が面白いですね。

 

 今回も「散財」とならない程度の買い物はしました。その一つが、梅桜堂の「食品サンプルケース」(1/150)でした。帰宅後さっそく「チンパン実験線」の「町中華」の店舗前に設置してみたのがこちらの画像となります。

 クローズアップしてみましょう。

 とても小さなパーツですが、意外に目立ちますね。

 

 例によってモデラー諸氏の作品などのご紹介はできませんでした。そちらはまた次回ということで。