広電電車 / 西広島駅と高須駅
まずは西広島 / 己斐にて、市内線専用車の1000形 GREENMOVER LEX 1012号から。
新己斐橋を渡って西広島へ到着し、折り返して再び新己斐橋を渡る3枚です。
西広島は広島城以前の毛利氏の居城があり、西国街道が伸びる西の要衝だった地で、広電西広島駅と隣接してJR西広島駅も建ちます。
7月のダイヤ改正で朝夕の一部を除いて、見直し名目で3号線 宇品行きの電車は全廃されました。
横川駅発着の宇品行きが新設されることになり、バランス良く設定するのだろうと思っていたら、西広島発着は無くなりました。
これは利用率がどうのと言うよりも、運転手の確保が難しいのと、ムリをしても全体での採算性が悪くなることからのようです。
今年は2023年、2025年問題が少しずつ現実的になって来た近年でしたが、いよいよ顕著に現れてしまったと言ったところです。
消費者はいても運転手がいないと言う運送業界が近年ずっとニュースになっていましたが、広島の規模のような地方都市では、利用客がいても運転手がいないという時代に入りました。
日本一の路線 営業キロ数の広島電鉄だからこそ、早くから懸念されていた事案に陥ってしまったと言うところでしょう。
高須駅での写真3枚を挟んで夜間の写真は、再び西広島駅での写真ですが、ダイヤ改正直前に撮影しているので、表示時刻が現在とは異なります。
コロナ禍も落ち着いて夜間の利用客も増えたので、ダイヤ改正前はこの電車が最終便でしたが、現在は0時17分発の商工センター行きがあります。
利用客の動向によってきめ細かく利便性を上げようとしている姿勢は見えますが、人口問題だけはどうにもなりません。
さて今日の写真ですが、直通電車は上から3950形 GREENLINER 3955号。
そして、1時間半後に広島駅を折り返して帰って来た3955号と高須駅で離合する、5100形 GREENMOVER MAX 5107号。
高須駅での5200形 GREENMOVER APEX 5202号、5000形 GREENMOVER 5011号。
ラスト6枚は西広島駅と高須駅にて 3900形 ぐりーんらいなー 3905号と、5100形 GREENMOVER MAX 5101号でした。